小林麻耶と夫にスピリチュアル報道 “子宮系”支持者拡大への懸念

2018/09/13 20:00

 今年7月下旬に4歳年下の一般男性との結婚を発表した元アナウンサーの小林麻耶(39)。8月には芸能界引退を表明したが、ブログとInstagramの更新は続けているためいまだ世間の注目度は高く、9月13日発売の「女性セブン」(小学館)は、これまで明かされていなかった麻耶の夫・Kさん(35)の素性について報じている。

 小林麻耶の結婚はマスコミにとって青天の霹靂だったようだ。何の根回しもなく、本人ブログでの発表だったため、これまで様々な憶測が飛び交った。最愛の妹を亡くした彼女の今後を心配した梨園側、つまり市川海老蔵の母親が良い相手を紹介したとの情報や、相手は素性のしっかりしたサラリーマンであるとの情報などだ。夫は「海老蔵似」であり、海老蔵との恋に破れた麻耶が、その面影を求めて……という報道もあった。夫婦を直撃する週刊誌もあり、芸能界引退を表明したのはこうした様々な報道に嫌気がさしてのことだったと考えられる。

 しかし今回の「女性セブン」報道によれば、それらの情報はすべて誤報だったようだ。小林麻耶と結婚した男性(同誌では「Kさん」としている)は元ダンサーで、現在は都内のパーソナルジムや全国出張も多数こなす<やり手の“カリスマ整体師”>だという。知る人ぞ知る存在というが、その人気の理由はKさんのスピリチュアルへの深い造詣にあるようだ。Kさんは不思議体験を繰り返した過去があり、その力を用いて<Kさんの施術するヨガは、宇宙のパワーとリンクするとの触れ込みで“宇宙ヨガ” と呼ばれています>と、Kさんの友人が明かしている。

 スピリチュアルのすべてを「怪しい」「紛いもの」と貶めるつもりはないが、そのパワーを信じられない者にとってはやはり「怪しい」という印象は拭えない。しかし小林麻耶が精神世界を深く信じていることはよく知られており、彼女自身、ブログなどでもスピリチュアルに心酔していることを隠してはいない。精神世界の重要性について理解し合える伴侶に出会えたことは彼女にとって良かったのだろう。

 <精神的に不安定だった時期に麻耶さんは、子宮系のカウンセラーに出会い、その教えに共感してイベントやセミナーに参加するようになった。約2年ほど前、その交流の場で知り合ったのが、Kさんでした。>(「女性セブン」より引用)

 “子宮系”とは、女性の子宮を特別視し、「子宮の声に耳を傾けて欲望に忠実に生きる」ことで女性は幸せに生きられるという理論を唱える一派のことを指す。一部のカリスマ的な“子宮女子”がこの教えを提唱しており、熱狂的に支持する女性もいる。確かに小林麻耶と“子宮系女子”とのつながりはゼロではない。

 2015年10月、麻耶はブログに<ミラクル連続!!>と題し、<思いは叶う。とっても不思議。私は一つも頑張ってないんです☆(略)行くと決めて好きなことを話していた。ただ、それだけで、夢が叶ってる☆>と、かつて一世を風靡した“引き寄せの法則”の代表作『こうして、思考は現実になる』(サンマーク出版)の著者パム・クラウト氏と会えた出来事を熱く語っていた。この時、“子宮系”の教えを説いて多くの支持を集めるhappy氏とのツーショットも掲載しており、彼女を「happyちゃん」と呼んで慕っていることも綴られている。心理カウンセラーとしてテレビ出演経験の多い心屋仁之助氏とも親しい。

 また、今年4月にグランドプリンス新高輪「飛天の間」で開催された、happy氏主宰のイベント「シンデレラプロジェクト」にも出演した小林麻耶。ファッションショーでは満面の笑顔でランウェイを歩いたという。ちなみに「シンデレラプロジェクト」とは、happy氏らを支持する熱狂的なファンが集う会。参加チケットは数万円といわれているが、2000人以上を動員する満員御礼だったようだ。happy氏も「宇宙セッション」「宇宙講座」を主催するなど、非常に宇宙好きである。

 スピリチュアルや“子宮系”に没頭する小林麻耶を危惧する声もネットでは多いが、彼女自身がその世界観を信じて救われているのならば、周囲の声は届かないだろう。11月には著書『しなくていいがまん』のリリースを予定している小林麻耶だが、彼女がいかにその世界観に浸っているかは、著書にて明かされるはずだ。

 もちろん何を信じるかは彼女の自由だが、“子宮系”に関してはその思想が女性たちに与える負の影響も多く指摘されており、手放しに褒めることは出来ない。元芸能人として高い知名度を誇る小林麻耶が本格的に“布教”に乗り出せば、信者が爆発的に増加する可能性もあり、その影響が懸念されるところだ。

最終更新:2018/09/13 20:00
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