インタビュー

「心理学ではなく新興宗教」精神科医が、人気カウンセラー・心屋仁之助氏の「娘叩く母」肯定を斬る

相談者の「言ってほしいこと」を言っているだけ?

 今回、問題になったブログを読んで、片田氏は特段「驚かなかった」という。心屋氏は2013年4月のブログで、「臨床心理士○○・・認定カウンセラーとか △△協会認定とか・・そういう類のものいっさい持ってない」と書いているが、片田氏は「心理学の知識があるわけでも、臨床経験を積んだわけでもない人で、以前から『胡散臭い』と感じていた」そうだ。

「心屋氏はテレビでウケていた人で、『スタッフやスタジオ観覧者、視聴者が“芸能人に言ってほしい”と思っていることを敏感に察知し、それを言える人』だと感じていました。“他者の欲望に敏感な人”とも言えますね。13年に共演した頃から、『ああ、こういう人がテレビで人気になるんだ』とは思っていたのですが、今回炎上騒動を起こし、ついに馬脚を露わしましたね」

 心屋氏のアドバイスで最も批判を浴びているのが、やはり「叩かれるために生まれてきた」という部分だ。これもまた、「このアドバイスが適切か否かではなく、『相談者が言ってほしいこと』『相談者が安心して喜ぶだろうこと』を敏感に察知して、答えているのでは」と考察をめぐらす。

「ある意味、ポピュリズムなんですよ。大衆の思いに迎合し、それに沿う政治姿勢のことですが、心屋氏はこのポピュリズムをやっているわけです。しかし、それには弊害があります。相談者の女性が、『娘は叩かれるために生まれてきた』と信じこみ、身体的虐待を続けていたら、娘さんを死に至らしめてしまう可能性もありますから。心屋氏には、自分の発言がどのような影響を及ぼすのかという想像力も欠如しています。これは単に『きちんと心理学や精神医学を勉強していないから』でしょう」

 ただ、悩んでいる人は「肯定してほしい」という気持ちを抱いているものだと語る片田氏。頭ごなしに否定すると、相談者の心を傷つけ、最悪、自殺を考える事態を招きかねないだけに、精神科医も「基本は相談者を肯定する」という。そう考えると、相談者を肯定する心屋氏の姿勢も、あながち間違っているわけではないと解釈できるが、「どの部分を肯定するかを見誤っている」と片田氏は厳しく指摘する。

「肯定の仕方はいろいろあると思うんですが、まず『娘を叩いてしまうことに罪悪感を抱いている』という気持ちを認めてあげます。そこから『なぜ叩いてしまうのか?』を考えながら、相談者の人生を振り返っていくのが適切でしょう。心屋氏のように、叩くこと自体を肯定するのは違うと思います。彼には、人をびっくりさせるようなことを言って、ネット上の注目を集めたいという心理が働いているようにも感じますね」

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