吉澤ひとみ逮捕に「飲酒運転の常習者!」噴き上がるネットバッシング

2018/09/07 20:00

 9月6日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで逮捕された元モーニング娘。でタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)が、7日朝、原宿署から送検された。

 6日夜に報じられた吉澤ひとみ容疑者逮捕のニュースは瞬く間に広がり、7日朝のワイドショーでも大きく取り上げられた。事故を起こすに至るまでの吉澤容疑者の行動については明らかになっていない部分もあるが、吉澤容疑者は6日午前7時ごろ酒気帯び状態で乗用車を運転して赤信号を無視、自転車に乗っていた女性に衝突、この自転車が倒れて近くを歩いていた男性にも怪我を負わせたが、そのまま現場を立ち去った疑いがあるとのことだ。

 事故の15分ほど後に吉澤容疑者は自ら110番通報し、現場に戻ったという。吉澤容疑者はこの日、午前9時半から元モーニング娘。の保田圭(37)と日本マクドナルド「2018秋クルー採用キャンペーン」発表会に登壇予定で、現場入りの時間が迫り焦っていたのではないかとも言われている。

 吉澤容疑者逮捕が報じられるや否や、ネット上では吉澤容疑者に対するバッシングが始まった。吉澤容疑者のInstagramには誹謗中傷コメントが殺到し現在は閉鎖、アメーバブログはコメント管理がなされているようでそのまま残っているが、Wikipediaの「吉澤ひとみ」のページも荒れに荒れた。

 もちろん酒が抜けていない状態での運転は許されるものではなく、取り返しがつかない重大な犯罪だ。吉澤容疑者の行動を擁護することは到底できないが、わずか半日でネット上に寄せられたバッシングコメントには、「飲酒運転の常習者!」「子供を置いて朝まで飲んで運転するとは」など事実として明らかになったわけではないことがかなり含まれており、吉澤容疑者の全人格を否定しているといっていい。吉澤容疑者の行動には大きな問題があるが、それをもって彼女に罵詈雑言をぶつける権利を誰かが得たわけではないのだ。

 ネット上のこういった強いバッシングは今に始まったことではなく、たとえば今年4月に元TOKIOの山口達也(46)が女子高生への強制わいせつ容疑で警察庁に書類送検されたことが明らかになった時、矢口真里(35)やベッキー(34)の不倫が報じられた時にも同様の現象が起こっていた。

 犯罪者や不祥事を起こした人だからどれだけ叩いても許される、ということはない。こうしてネット上に無責任に拡散した、根拠なき憶測、あるいは誤解に基づいての暴言、誹謗中傷は、あたかも事実であるかのように語り継がれていき、対象人物の名誉を毀損し続ける。そうしたコメント群が面白半分なのか正義感からくるものかは不明だが、軽率な発信は慎むべきだろう。

最終更新:2018/09/07 20:00
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