辻希美は「娘の友達にバカなんでしょ、と」 親の“炎上コンテンツ化”を子どもが知るとき

2018/08/25 20:00

 辻希美(31)が“炎上女王”と呼ばれるようになって久しい。彼女が杉浦太陽(37)と結婚し第一子を出産して以降なので、かれこれ10年近く経つだろうか。辻希美はアメーバブログを利用し子育てを中心とした日常生活について頻繁に投稿してきたが、手料理や育児について「非常識だ」とネットでツッコミを入れる“炎上”の常連だった。そのことを、小学校高学年になった長女が知ってしまったという。

 8月21日放送の『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)は、「ネットをざわつかせる女子たちの怒りの大反論スペシャル!」と題して、“炎上”を繰り返し経験している女性芸能人5人が集結した。そのうちのひとりが辻希美(31)だ

 3児を育てる母であり現在第4子妊娠中の辻希美は、9年前にオフィシャルブログ「のんピース」を開設。「食卓にウインナーばかり」「自転車4人乗り危ない」などと散々叩かれまくり、炎上に見舞われてきたが、現在も毎日のようにアップして家族と過ごす日々を綴っている。

 しかしながら近年は、炎上ネタも尽きてきたというか、辻希美のブログに対する批判的な書き込みが集まるのはごく一部の提示版に限られている。ネットニュースサイトでは相変わらず“炎上”“批判殺到”と取り上げられるものの、実際はたいして炎上しているようには見えず、批判内容にも“無理矢理”感が強い。

 今年1月には、家族でイチゴ狩りに出かけ、採れたてのイチゴに練乳をかけただけで、「採れたてなんだから素材で楽しめ」「練乳掛けたらそりゃ甘いだろ」などと批判されたそうで、辻希美は驚いたという。そのようなしょうもない批判がネット上の片隅でちまちまなされては、ネットニュースが“炎上”と報じるわけである。番組では冗談まじりに「ネットでは炎上職人ママブロガーと呼ばれている」と紹介されていた。完全にネタ化している。

 そんな辻希美は「最近悲しかったこと」として、長女(小学5年生)の友達が「ノアちゃんのママってさ……バカなんでしょ?」と言い、娘も「うん、バカだよ」と返していたことを明かした。とはいえ、娘自身が辻希美を馬鹿にしているというわけではなさそうで(相手を馬鹿だと認識するのと、バカにするのは違う)、最近は「子どもも炎上を気にしてくれるようになった」そうで、「大丈夫?」と声をかけてくることもあるという。

 もちろん、テレビバラエティで話すネタがどこまで本当かはわからないという前提だが、母親の“炎上記録”がネット上に大量に残っているというのは、子ども心に複雑なものがあるのかもしれない。

 12歳から芸能界に身を置き、現在は30代の大人である辻自身は「(ブログに)辛いことそんなに書けない」「言われてもしょうがない」「ポジティブに」と、“炎上”を割り切っている。しかし、“炎上芸能人”の子どもたちが、親の騒動やネットニュースをどのように受け止めているのかは、気になるところだ。

 SNSが普及してかれこれ10年以上が経ち、2ちゃんねる(5ちゃんねる)など匿名掲示板のスレッドをまとめたページも無数に存在する。辻希美に関していえば、2007年に杉浦太陽(37)との結婚と妊娠を発表した時、アイドルユニットを結成した直後だったこともあって叩かれ、“ままごと婚”と揶揄されていた。その時に辻が身ごもっていたのが長女であり、もう小学5年生なのである。

 ネット上のどこかには、辻・杉浦夫妻の結婚をバッシングする書き込みや、それを取り上げたニュース記事が残っているし、今後も残り続けるだろう。辻希美のブログが度々炎上し「子どもがかわいそう」と言われ続けてきたことも、残り続ける。長女が直接そうした記事にアクセスしているかはわからないが、いつか子どもたちが目にしてしまう可能性は十分にある。子どもたちの同級生だって見るかもしれない。何の責任もない子どもたちへの影響を考えると、“炎上コンテンツ”の是非はもう少し議論されてもよさそうだ。

最終更新:2018/08/25 20:00
アクセスランキング