視聴率UPは絶望的?

ケースワーカーがトラブル源? 『健康で文化的な最低限度の生活』6話に疑問の声続出

2018/08/28 18:00
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『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)公式サイトより

 8月28日夜9時から第7話が放送される、吉岡里帆主演の『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)。視聴率は初回7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話5.5%、第3話5.8%、第4話5.5%、第5話4.8%、第6話4.9%と推移している。

 同ドラマの主人公は、新人ケースワーカー・義経えみる(吉岡)。安定・平凡を求めて公務員になったえみるは、栗橋千奈(川栄李奈)や七条竜一(山田裕貴)ら4人の同期とともに激務必至の生活課に配属される。福祉の知識もなければ人生経験も足りないえみるが、受給者たちのさまざまな人生模様に触れながら少しずつ成長していくというストーリーだ。

 第6話では、父親との確執から自殺未遂まで起こしてしまった島岡光(佐野岳)の真実が明らかに。駅のホームで自殺を図ったものの、奇跡的に軽傷で済んだ光だったが、「錯乱状態のためしばらく面会できそうにない」と報告を受けるえみる。すると、光の父親・雷(小市慢太郎)が役所に訪れ、激しい剣幕で息子の居場所を聞き出そうとする。にこやかな笑顔が印象的だった雷の豹変ぶりに、えみると上司の京極大輝(田中圭)は驚きを隠せない。

 光に対する扶養照会の判断が正しかったのか悩んでいた京極だったが、同僚の半田明伸(井浦新)から「人が死ぬところだったんですよ」と告げられ、自らの判断が命の危険を招いたのだと痛感。そして京極は、「この件は、全て自分の責任で対応する」と宣言した。その後、役所内でカンファレンスを開いたものの、島岡親子が抱える問題がわからないだけになかなか答えは見いだずにいた。一方、えみるは今回の出来事に大きなショックを受けてしまい、自分の考えを持つことができなくなってしまう。

 そんな中、光との面会が可能になったと連絡を受けたえみる。早速京極と共に病院に向かうが、そこで2人は衝撃の事実を聞かされることに。主治医によると光は、幼少期に父親から性的虐待を受けていたのだという。さらに、当時の事件によってPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えているため、雷とは一度縁を切って治療に当たる必要があると診断された。原因がわかったえみると京極は、「これからはちゃんと私たちが光さんをお守りします」と、約束するのだった。

「光が自殺未遂を起こしたのは、えみると京極が無理やり父親に会わせようとしたことが原因。父親の話になると明らかに異常な態度を見せていた光ですが、2人はそれに一切気づいていません。ネット上では『結果的に役所の人たちがトラブルを招いてたよね。えみるさんは余計なおせっかいしかしてないし』『ケースワーカーってあくまでも仕事は生活のサポートでしょ? 終始この人たちが問題を引っかき回してるじゃん』と、本末転倒すぎる話の展開を疑問視する声が続出していました」(芸能ライター)

 第7話では、えみるの同期・栗橋にスポットライトが当てられる。豊富な知識と福祉に対する高い意識でバリバリと仕事をこなす優等生の栗橋。しかし、彼女には人前で笑うのが苦手という一面や、“できない”人の気持ちがわからないという一面を持ち合わせていた。そんな栗橋は、えみるが全身全霊で利用者にぶつかろうとする姿を見て、自身にコンプレックスを覚えるようになる。

「予告映像では、栗橋が受給者と口論している姿や1人で涙を流すシーンが映されました。物語も終盤に差し掛かる中で別のキャストがメインという展開に、『次は今まで空気のような存在だった栗橋さんが主役か。正直話がマンネリ化してるな』『残りの話数はこうやってメインキャスト1人ずつにスポットライト当てていくのかね?』などの声が上がっています」(同)

 放送終了後、次回の話を期待する声が少なくなってきた同ドラマ。ここから評価を上げることはできるだろうか。

最終更新:2018/08/28 18:00
健康で文化的な最低限度の生活 コミック 全6巻 セット
本当にゴールデンタイムに放送してる!?
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