知られざる女子刑務所ライフ45

死ぬ時まで続くシャブとの闘い——元女囚が語る、清原和博がクスリにハマった理由

2018/08/19 16:00

「今日もクスリに手を出さずに済んだ」

 清原さんは、「相変わらず薬物の欲求っていうのは、突然、襲ってきます」と書いています。この苦しみとは、死ぬまで戦うのだそうです。めっちゃ正直で、好感が持てました。

 マジで今の私は、目の前に注射器を置かれても、もうなんとも思いません。こうなれたのは、家族や友達のおかげです。清原さんも「信頼してくれている人を裏切ったらアカン」と思えるようになれば、少しずつクスリとの距離もできていくはずです。

 「どうせオレなんて……」と思ってしまったら、またクスリに手を出してしまいます。今は清原さんを支えてくれるカノジョがいてるようですから、ちょっとホッとしてます。

 そういえば、だいぶ前のスポニチのインタビューでも、「一日一日の闘い」とおっしゃってましたね。「今日は(クスリに)勝ったぞ」「明日もがんばろう」という毎日の積み重ねなのだそうです。

 ちなみに、私の編集者さんは「これって、ダイエットも同じですよね。『今日はアイスを食べなかったぞ』とか『酒を飲まなかったぞ』とか……」と言ってました。まあ大きく言えば、そういうことなんやけど(苦笑)。私も酒は控えなアカンと思っていますが、今は「楽しくておいしいお酒」なので、大丈夫と違いますかね。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

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最終更新:2018/08/19 16:00
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