[おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち]

風俗嬢&キャバ嬢の「#クソ客のいる生活」投稿から見える、男の勘違いと残念さ

2018/08/05 21:00
sumaho803
Photo by Dick Thomas Johnson from flickr

――デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンを行うアラフォー風俗嬢が、男たちの姿をつづります。

 キャバ嬢と風俗嬢のTwitter裏アカウントで、いつの間にか定着した「#クソ客のいる生活」という人気のハッシュタグ。Twitterのアカウントを持っていなくても、検索エンジンで検索すれば投稿を見られるが、1冊の本になったら読み応えがあって面白いのではないかと思うほど、エンターテイメントな投稿にあふれている。

 それらの中には、女性への理想がひん曲がりすぎて、「体重50kg超えたらデブ」だとか、自分の外見を棚に上げて女性を非難するクソ客の言動が、かなり見つかる。私もデブだけど、100kgオーバーの中年男に「デブ」「ブス」「ババア」「チェンジ」とは言われたくない。

 ほかには、クリトリスがどれかわかっていないのに、クンニをしてしまう人や、まんこの中を指でガシガシ引っ掻き回して傷つけたのに、血が出たら「生理?」と言ってくる、大馬鹿野郎のエピソードなども見られ、風俗嬢にとっては“あるあるネタ”となっている。

 キャバクラと風俗に共通して比較的多いと感じる投稿は、1度や2度通った程度なのに店外デートを誘ってくる、出会い系と勘違いしているクソ客様だ。一般女性を誘うのは勇気がいるけど、キャバ嬢や風俗嬢ならいける気がするのか? もしくは、嬢が出会いを求めて働いているとでも思っているのだろうか? 勘違いも甚だしい。そんなんだから、一般女性はおろか、嬢たちにも相手にされないのだよ。

 こういう人ほど嬢を見下しているので、謎に上から目線で「ごちそうしてあげるから、今度、外でデートしようよ」と言ってしまう。金のために単価のいい仕事を選んでいる人間が、こうしたセコイ駆け引きをする男に揺らぐわけがないだろう。食事をごちそうする前提に店外要求、これは間違いなく「クソ客のいる生活」だ。

 そんな男性は、誘いに乗らない嬢に対して「俺からの誘いを断るとは生意気な女だ」くらいに思っていそうで、人としても男としても残念極まりない。こうした「ご馳走してやる」発想の人はキャバクラに行ったり、風俗嬢を店外に誘ってはいけない。男性として云々言う前に、人間として先に嫌われるだけだろう。

 さらに残念なのは既婚男性

 既婚男性であろうと、平気で彼女探しをしている男性も多い。そういう人は、大抵、自分の奥さんのことを「ババアだからヤリたくない」とか「マグロ女でしゃぶってくれない」などと、嬢に悪口を吹き込んでいるから、ますます残念だ。年の近い奥さんもらっておいて、自分もおっさんだということを忘れちゃあいけない。旦那が外でそう言っているのかもしれないと一瞬でも考えれば、風俗嬢が男性嫌いになるのもわかるだろう。

 旦那は彼女やセフレを探しているのかもしれないが、ほとんどの風俗嬢はお客さんが福沢諭吉にしか見えていない。セックスが好きで働いている風俗嬢は、たまーに存在するが、婚活のためや彼氏がほしくて風俗嬢になった人なんて、ほぼ聞いたことない。あわよくばと考える嬢はいるかもしれないが、理由はどうであれ、基本的にみんなお金のためなのだ。

 「#クソ客のいる生活」のツイートを見た女性は、もしかすると自分の旦那が晒されているのでは?」と不安になるのかもしれない。キャバクラや風俗で遊ぶ男性諸君は、自分が同じようなことをしていないか、晒されていないか、「#クソ客のいる生活」をチェックするといいだろう。

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンをしているアラフォー風俗嬢。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱい。
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最終更新:2018/08/24 15:08
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