[おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち]

風俗を浮気と取るか否か? アラフォー風俗嬢が考える、男女の性欲の溝

2018/06/24 21:00

――デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンを行うアラフォー風俗嬢が、男たちの姿をつづります。

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Photo by Michael Muntau from flickr

 男女問わず、セックスでラクして気持ち良くなろうとする人がいる。

 マグロの受け身は一般女性に多らしいが、それだと男性の負担が大きい。かたや、風俗ではマグロになりたがる男性が多いので、風俗嬢の負担が半端なく大きくなる。個人的には、男も女もお互いに一生懸命応えることによって気持ちの良い汗だくのセックスができるものだと思っている。

 確かに、仕事や子育てで疲れきっているのに、夜、旦那に気が乗らないセックスに誘われるのは苦痛だと思う。だから、ついまんこだけ貸しておけばいいだろ、と言わんばかりのマグロになってしまう女性も少なくないのではないか。

昔経験した、気が乗らないときのマグロセックスは、なんだかレイプされているような気持ちになって私は虚しくなった。「この人は自分の性欲を解消するためだけに、私と付き合っているのか?」と。こちらは明らかに白けているのに、「何この人? なんでこんなに一生懸命腰振ってるの?」と、どこか冷静に眺めている自分がいた。特に大した前戯をするわけでもなく、すでに勃起しているちんこを即挿入するだけ。私を見ているのではなく、まんこしか見ていないんじゃないか、とまで落ち込んだ。

 自分の妻や彼女が全然動かないからと、自分だってたまには思いっきり気持ちよくしてもらいたいと言って風俗に来る男性がいる。パートナー間で性欲の差が顕著だと、外で解消するか、片方が我慢してマグロになるしかないから、これはキツイ。

 「私というものがいるのに、風俗に行くなんて最低」と思っている女性は、自分のセックスを振り返ってみてもいいかもしれない。けれど、女性をその気にさせることができないのは、男性のヘタなセックスが原因のことも多い。

 もちろん、1人の女性だけじゃ満足できない人や、飽き性で移り気な男性もいるので、風俗に来る男性全員が、パートナーとの性欲の差が原因とは一概には言えない。いい歳して、奥さんがいて、愛人がいて、それでも飽きたからと風俗に来るような女好きも存在する。定期的に精子を出さないといけない生き物、それが男だと認識するしかない。

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