【ジャニーズ研究会レポート】

『花のち晴れ』第9話、キンプリ平野紫耀の「そんなの一択だろ!」に多くの視聴者が射抜かれる

2018/06/14 14:00
平野紫耀
平野のしゃがれた声が美声に聞こえてくる

 King&Prince平野紫耀出演の連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の第9話が6月12日に放送され、前回(第8話)の平均視聴率9.6%から1ポイントダウンの8.6%となった(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。本作は、セレブが通う英徳学園を舞台にした『花より男子』の新章で、神楽木ホールディングスの御曹司・神楽木晴(平野紫耀)と、元はお金持ちだったが今は貧乏暮らしの江戸川音(杉咲花)、音の婚約者で桃乃園学院に通うエリート高校生・馳天馬(中川大志)、晴に思いを寄せる人気モデルのメグリンこと西留めぐみ(飯豊まりえ)恋模様を描く青春ラブストーリー。

 「英徳に未来はない」という落書きやメグリンのバースデーケーキが爆破されるなど、不穏な事件が続いている英徳学園。ある晩、帰宅途中の音は見知らぬ男2人組から「英徳に未来はない」と顔にスプレーをかけられてしまう。そこへ桃乃園学院の生徒会副会長・近衛仁(嘉島陸)が通りかかり病院へ。幸い大きなケガはなかったが、不穏な空気が漂うのだった。そんなことは知らない晴と、正式な彼女に昇格したメグリンの交際は順調。週末に初デートの約束をし、晴は父親に「正式にめぐみさんとお付き合いすることになりました」と報告する。

 そして迎えた週末、剣道の練習をしている天馬に差し入れをするため出かけた音は、近衛が男たちに音を襲うように頼み、金を支払う現場を目撃する。男たちは、音にスプレーをかけた2人組と同一人物だった。音はすぐに天馬に報告するが、天馬は信頼している近衛が犯人とはにわかに信じられず、「なにかの見間違いでは」と動揺する。自分を信頼してくれると思っていた音は、失意の表情で帰途に。そこでメグリンとデート中の晴に出くわす。音の異変に気付いた晴は、メグリンに「音のところに行って」と言われ追いかける……。

 今回は、晴の男気あふれるシーンが多く、ファンは胸キュンの連続だった。特に、音をすぐに信じなかった天馬に対して、「なんで信じねえんだよ。そんなの一択だろ。合ってようが外れてようが、好きな女の言ってること信じなくてどうするんだよ!」と啖呵を切るシーン。「晴かっこよすぎて泣ける」「神回すぎる」「晴、急成長し過ぎ」「間違いなく神楽木推し」「天馬くん派だけど今回神楽木カッコよすぎ」と絶賛されていた。これまでは何事も完璧な天馬に比べて、晴はヘタレキャラだったために「天馬のほうがいい」「天馬派」という視聴者も多かったが、今回はこのシーン以外にも音への愛情あふれるシーンが多く、晴にハートを射抜かれた人が多いよう。

 放送開始当初は「『花男』を超えられないのではないか」と厳しい見方もあったが、回を追うごとに、物語の中の晴もそれを演じる平野も大きく成長し、独自のファンを獲得した本作。間違いなく平野の代表作になったと言ってもいいだろう。次回予告では、いよいよ晴と天馬が直接対決、F4メンバーの西門総二郎(松田翔太)の出演がほのめかされている。晴とどのように絡むのか、そして音は天馬と晴のどちらを選ぶのか、気になるところだ。

最終更新:2018/06/14 14:00

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