香取慎吾、「ルーブル美術館で初個展」が開催決定! ファンは歓喜するも、文化人や美術専門家からはクレーム殺到!

2018/05/31 10:00

 昨年ジャニーズ事務所を退所し、最近ではアイドル以外に画家としても活動している元SMAPの香取慎吾。そんな彼が、フランス・パリにあるルーブル美術館にて、自身初の個展となる展覧会『NAKAMA des ARTS』を開催することが決定した。

 これは、2018年7月~2019年2月に行われる日仏友好160年を記念したイベント『ジャポニスム2018:響きあう魂』での企画のひとつ。「アートを題材にしてNAKAMAとつながりたい」というコンセプトのもと、香取のアート作品だけでなく、お気に入りのファッションなども展示するといった内容になるそうで、香取は「アートにゴールはないと思い続け、描き続けている僕ですが、目指すゴールと言ってもおかしくないルーブル美術館でスタートできることに、僕のアート脳が爆発しています。たくさんの人に僕を感じてもらいたいです」と、世界的な美術館での個展開催に喜んでいるよう。

 また、イベント事務局を務める「国際交流基金」の安藤裕康理事長は「香取さんのなにものにもとらわれない自由な作風、突破力を伴う作品をフランスの皆さまにお楽しみいただくとともに、香取さんの広報大使としてのご活躍を期待しています」とコメントを寄せていた。

 この朗報にファンは「初個展がルーブルってすごいね!」「日本の文化とフランスの文化のかけ橋とは素晴らしい!」「早速、パリ行き資金の貯金を始めます!」と歓喜の声を上げていた。しかし一方で、一般は批判的な声しかなかったという。

「一般の方からは『え? あの幼児の落書きで個展?』『ルーブルって金積めば自称画家でも展示会できるの!?』『日本代表にするならもっとうまい画家いるだろ!』『ジミー(大西)ちゃんの方がうまいじゃん……』『ファン以外に需要ある?』と辛らつな声ばかりが並んでいる状態。香取さんの作風はアウトサイダーアート。一部の若者やファンにはウケるかもしれませんが、一般人の方には理解されにくい。批判的な声が上がるのも仕方ないかと思います」(アート雑誌ライター)

 一般からは、厳しい評価を受けているようだが、なんと文化人や美術専門家からも苦言の声が上がっているというのだ。

「Twitterでは、文化人や美術専門家からも批判的な声が相次いでいます。芸術・文化関連のイベント企画会社オフィスマッチングモウル代表・内藤美和氏は、藤田嗣治氏や安藤忠雄氏といった日本を代表するアーティストの展覧会が予定されている中、香取さんもそれに加わっていることに疑問を感じているとツイート。ほかにも、美術専門出版社『アートダイバー』代表・細川英一氏は『これまで作家や批評家や美術史家が積み上げてきたものが全て無意味と認定されたような』と。アートについての著書を出版している文筆家・大野左紀子氏も『昔、「アーティスト症候群」に書いた「芸能人アーティスト」の章を書き直さねばならないな。というか「アーティスト症候群2」が書けそう』と遠まわしに批判していました」(同)

 さらに、「ルーブル美術館で開催!」と銘打って宣伝していることにも言及しているようで、

「香取さんの個展は、ルーブル美術館の敷地にある貸しスペース・シャルル5世ホールで行われるのですが、日本近代彫刻史を研究している宮本晶朗氏は『あそこの貸館スペースは、日本人も代理店通して金さえ払えば出展できるよくわからん公募展とかでも利用されているよね。こういう公募展は趣味の画家が記念にやる分にはまぁ害はないのだけど、ルーブルっていうのを権威付けに使うプロもいるみたいで困る』と苦言をツイート。WEBサイト『アグロスパシア』編集長・岩渕潤子氏も『ルーヴルの敷地内あることは事実ですが厳密には『ルーヴル美術館』とは言えないというか…ファンの皆さんにとっては違いはないのでしょうけど』とツイートしていました。厳しいようですが、専門家の皆さんにとって香取さんの起用は『なぜ?』といったところなのでしょうね」(同)

 最近では香港でのストリートアート作成やBMWとのコラボなどでアーティストとして飛躍している香取。その功績を称えての今回の初個展開催なのだろうが、国内では賛否両論を巻き起こしているよう。無事、開催を迎えることができることを願うばかりだ。

最終更新:2018/05/31 10:00
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