山口達也事件で正念場を迎えたTOKIO! 大御所芸能人たちが続々応援するも、心から喜べない裏事情!

2018/05/30 10:00

 現在、感謝の声がTOKIOファンから上がっている――のだそうだ。

 歌手・長渕剛が5月23日、日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』に生出演。TOKIOに提供した楽曲「青春 SEI SYuN」を、テレビで初めて弾き語りで披露。歌詞の「信じるのさ、永遠の未来と明日を」という部分を、「信じるのさ、仲間と汗と自分を」にするなど、複数の箇所をTOKIOと、未成年への強制わいせつで書類送検され、TOKIOを脱退、ジャニーズ事務所からも契約解除となった山口達也へのメッセージに変えて熱唱した。

 これに、「長渕さんありがとう!」などと、大きな反響があったことを、スポーツ新聞各紙が大きく報じたのだ。

 同日夜には、初めて4人での出演となった『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演したヒロミが、「落ちぶれるとかどうかっていうのは他人が決めることじゃなくて、自分が認めてしまうかどうか。いいことも悪いことも、結果的には“いいこと”になっていくから」と、こちらも山口に向けてメッセージを発信。スポーツ各紙は、これにファンから感謝の声が上がっていることを報じた。

「こうして“TOKIOをみんなが応援している”というイメージが広がることで、TOKIOも活動しやすくなるし、山口復帰への機運も高まっていく。そんな狙いが見え見えの、マスコミのジャニーズへの忖度に他ならず、なんとも気持ちが悪いですね」(芸能記者)

 だが、はたしてこれがうまくいくのか。そもそもTOKIOってみんなに応援されるほど人気あったのだろうか……。

「TOKIOは、SMAPなきジャニーズの中で、最古参グループにして、もっとも人気のないグループ。ファンクラブ会員数を見れば、それは一目瞭然で、嵐の200万人超の20分の1の10万人前後。この10年は新曲を出しても3〜5万枚というセールス。CMやドラマ主題歌のタイアップをつけてもこの成績で、ライブ動員も苦戦続きで、もう3年もツアーがない。4人の謝罪会見では、それぞれがバンドとしてのTOKIOへのこだわりを口にしていましたが、実際は、ファンクラブ会員にも見放されている状況です」(レコード会社関係者)

 デビュー以来、24年連続という『NHK紅白歌合戦』出場記録が途絶えるかもしれないということが、まるで大ごとであるかのような報道もあったが、これで出場できていたのがおかしいのだ。

 言われてみれば、各メンバーにこれといった代表作もない。

「松岡昌宏主演の『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)は、現在、第二シリーズが放送されていますが、これは典型的なジャニーズ接待ドラマ。とてもシリーズ化されるほど支持されているとは思えず、城島茂が、演歌歌手“島茂子”としてバーター出演させてもらっていますが、まったく話題にならず盛大に滑っています」(テレビ雑誌記者)

 国分太一は、レギュラーも多く、TBS系朝の情報番組『ビビット』のMC業など、順調に見えるが、

「同時間帯は、テレビ朝日系の『羽鳥慎一モーニングショー』がトップで、『スッキリ』と、フジテレビ系の『とくダネ!』がこれを追う、三すくみの視聴率争いが繰り広げられていますが、国分の『ビビット』だけは蚊帳の外。国分は、前身の『いっぷく!』でMCを任されながら、低視聴率で番組を1年で終わらせた戦犯ながら、据え置きで『ビビット』が始まり、こちらも低視聴率。山口が問題を起こして、国分の発言に注目が集まったことで視聴率が良くなり、『やっと役に立った』と陰口を言うスタッフも少なくありません」(TBS関係者)

 唯一、好成績なのは日テレ系『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)。

「とはいっても、TOKIOの冠番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)は、5%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という低視聴率。『ザ!鉄腕!DASH!!』も、いい企画と人気番組に挟まれての放送という、恵まれた環境がなかったら、どれだけ数字がとれているかわかりません」(芸能プロ関係者)

 山口の事件で世間を騒がせた割には、人気がないのが現状なよう。4人となり正念場を迎えたTOKIOを応援してくれるファンがひとりでも増えてくれると良いのだが……。

最終更新:2018/05/30 10:00
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