もう7月の話……

山崎賢人、フジ7月期『グッド・ドクター』主演決定も……「研修医役に向くのか?」と疑問の声

2018/05/30 10:00
suta-dasutoyamazaki
山崎賢人公式サイトより

 若手俳優・山崎賢人が、7月期にフジテレビ系の「木10」枠で放送される『グッド・ドクター』で主演を務めることがわかった。山崎の連ドラ主演は1月期の『トドメの接吻』(日本テレビ系)に続いて2度目だが、ネットユーザーの中には、同作で“クズホスト”堂島旺太郎役を演じていた記憶が強い者も少なくないようで、「次は医師役って、振り幅がでかすぎ」「ドラマでキスしまくっていた“キス男”が今度は医師って、ちょっと違和感」との声も出ている。

 『グッド・ドクター』の原作は、2013年に放送された韓国ドラマで、昨年には米国でもドラマ化された。驚異的な暗記力を持つ一方、コミュニケーション能力に障害があるサヴァン症候群の主人公・新堂湊(山崎)が、研修医として小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながらも、子どもたちの命のために闘う……というストーリーだ。

 脚本は『HOPE~期待ゼロの新入社員~』『嫌われる勇気』『僕たちがやりました』『刑事ゆがみ』『海月姫』(いずれもフジテレビ系)などを手掛けた徳永友一氏と、同じく『ゆがみ』『好きな人がいること』(同)などを担当した大北はるか氏がタッグを組むが、両氏共に近年ヒット作がまるでないだけに、“不安視”されるところ。

「山崎は、実写漫画作品などに起用が続いたことで、『ゴリ押し』と批判するアンチも多い。昨年10月期のヒット作『陸王』(同)では、老舗足袋業者『こはぜ屋』を守るべく奮闘する社長(役所広司)の息子役を好演して好感度を上げましたが、直後の『トドメの接吻』では、ドラマ自体の人気がパッとしなかった影響もあって、山崎への評価も再び落ちてしまった印象です。その山崎が、病を抱える子どもたちのために汗を流す研修医役に挑戦するわけで、視聴者から『ほかの俳優で見たかった』『イメージと違う』と指摘されてもおかしくない。受け入れられるかどうか甚だ疑問です」(テレビ誌関係者)

 『トドメの接吻』がオンエアされた日テレの日曜ドラマも、『グッド・ドクター』のフジ「木10」も、視聴率は低調中で“死に枠”とも呼ばれている。『トドメの接吻』が全話平均7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷したことを考えると、『グッド・ドクター』もかなりの苦戦が予想される。

 今の時代、韓国ドラマが原作のリメークドラマが受け入れられにくいのは、昨年7月期『ごめん、愛してる』(TOKIO・長瀬智也主演/TBS系)で立証済み。山崎は今作でも、主演ドラマで結果を残すのは難しいかもしれない。
(田中七男)

最終更新:2018/05/30 10:00
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