角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第160回

風しんどころかインフルエンザも……予防接種拒否の親子に対する保育園経営者の本音

2018/05/19 16:00
kadokawa160
初めて広告のお仕事をしました。もう44歳なので、表に出られるのはあと数年かな? と漠然と考えているので、来るもの拒まずスタイルでやっていきます(笑)

 ゴールデンウイークは遠出せず、都内でゆっくり過ごしました。娘の学校の友達(上級生の8年生)が泊まりにきて、東京ドームシティに連れて行ったくらいです。連れて行ったといっても、親と行動を共にするわけではないので、単なる運転手ですね。

 ちなみに東京ドームシティのチケットは、目黒区勤労者サービスセンター経由で割引チケットを購入しました。勤労者センターというのは、目黒区にある会社、目黒区で働く人が入会できる福利厚生なのですが、これがとても使えます。年1回の職員健康診断にも1人あたり2,000円補助(事業者に対し)が出ますし、結婚祝金・出産祝金のほか、温泉施設の割引券(個人的にはこれが一番うれしい)、レジャー施設(遊園地、スキー場など)の割引券があり、ほかのスタッフは活用していないと思いますが、私はJAFの割引と合わせて使っています。JAFの割引はお店に「JAF割引」の旨はどこにも掲示されていないので、事前に調べて活用。白洋舎(高級クリーニング)が常時5%割引、職場近くのサンマルクカフェ、倉式珈琲店も5%割引なので使っています。

 勤労者サービスセンターの会員になると「ろうきん」での融資が可能になるので、急な事業拡大を迫られる時(衾の森こども園をオープンした時も予定外のタイミングでした)、チャンスを逃さないで行動できます。意外にも私はケチの倹約家なのですが、人や自分への投資にはお金を惜しみません。お金は手放さないと戻ってこないし、循環させないと日本国がダメになりますね。お金にがめつい人はお金に嫌われますが、利用できる割引を利用しないのはもったいない!

■私は妊娠前に風しんの抗体検査をしました

 そういえば先日、娘の学校から「MRワクチンの追加接種のお知らせ」が届きました。MRワクチンとは麻しん風しん混合ワクチンのことで、このプリントは風しんがはやっていることへの処置でしょう。娘は今年秋の短期留学を希望しているので追加接種が必須で、すぐ追加接種をしに病院へ行きました。麻しん・風しんは知られている通り、妊婦へ感染すると大変なことになるので、私自身、妊娠前に抗体検査をし、追加接種をしています。私の感覚では結婚したら風しんの抗体検査が常識でした。子どもを作るために一番相応しい相手と結婚したのですから(笑)。

 保育園では基本的な予防接種を受けている子がほとんどですが、過去に2組インフルエンザの予防接種を頑なに嫌がっていた家庭がいました。1組は両親とも外国人。インフルエンザにかかったみたいで(みたいというのは病院嫌いで検査をしなかった)、熱が下がって適当に登園してきました。もう1組は「かかってもイナビル(抗インフルエンザ剤)で前治ったから」というトンデモ親。もう卒園&引っ越しをしているので、ご安心ください(笑)。

 任意の予防接種については、保育園ではどうすることもできないので正直怖いです。確かに娘は水疱瘡の予防接種をしても感染してしまったり、インフルエンザを毎年受けても感染したりするのですが、集団生活をしている上で、なるべく予防してほしいのが本音です。予防接種をなぜか嫌がる意識高い系(失笑)の人は、自分自身で子育てをした方がいいのかもしれません。イナビル親子は公立小へ進学したのですが、いまごろ小学校でも困り果てている頃でしょうか。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

 

最終更新:2018/08/17 15:46
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