【連載】オンナ万引きGメン日誌

オンナ万引きGメンが見た、「万引き凶悪地帯」――特攻服の少年&ブラジル人との死闘

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Photo by Debs from Flickr(写真はイメージです)

 みなさん、こんにちは。万引きGメンの智美です。クライアントから指名していただけることは保安員にとって非常に名誉なことであるのは前回お伝えしましたが、今回は、私が初めて指名していただいて地方出張した際のエピソードを書こうと思います。

<オンナ万引きGメン日誌バックナンバー>
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 私の初指名は、長いこと可愛がってくださっている店長が、東京から中部地方に転勤されたことがきっかけでした。仕事の内容は、10日ほど現地のホテルに滞在して、そのエリアにあるスーパー数店舗を1日ごとに巡回するというものです。新幹線にも乗れるし、旅行気分で仕事ができる。お話をいただいた時には、今までのことが認められた気がして、とてもうれしかったです。

 出張初日、旅行気分が抜けないまま現場に入ると、その店の客層が私を現実に連れ戻しました。この地域は、南米系外国人が多く滞在しており、異国のような殺伐とした雰囲気が店内に充満していたのです。そのうえフードコートのある店は、たくさんの文字が刺繍されている派手な特攻服に、ポケットがたくさんついたニッカポッカのようなズボンをはいた少年グループのたまり場と化しています。まったく油断できない状況を目の当たりにした私は、得体の知れない不安を胸に、恐る恐る巡回を始めました。

 勤務開始からまもなく、特攻服姿の少年たちが分散して動き始め、そのうちの1人が私のいる菓子売場に向かって歩いてきました。その目を見れば相当にギラついており、たとえ初心者の保安員が見たとしても、絶対に万引きすると確信が持てるほどの眼力です。目を背けたくなるほどの恐怖を堪えて注視すると、複数のボトルガムを手にした少年は、それをニッカポッカに似たズボンの太い部分に次々と隠していきました。

 その後、流行のエナジードリンクやミルクティーのペットボトルをズボンのポケットに入れた少年は、ズボンの中に蓄積されたボトルガムが奏でるカシャカシャ音を気にすることなく、周囲を威嚇しながら出口に向かって歩いていきます。外に出た少年に声をかけるべく近づくと、店を出てすぐのところに、どこからどうみても暴走族であることがわかる異形のバイクに跨った少年が爆音を立てて待機していました。逃げられたらバイクのナンバーを覚えよう。そう心に決めて駆け寄った私は、後部座席に跨ろうとする少年の袖をつかんで声をかけます。

「ちょっと待って! お店の者ですけど、お金払ってないモノありますよね!?」
「ああん? なんだと、オラ?」

不良少年の「人殺しのような眼」を想像してゾッとしたわ

しぃちゃん

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