『ラプラスの魔女』は櫻井翔の無駄遣い!?「学芸会を見てる気分」酷評が続出する事態

2018/05/10 20:00

 5月5日~6日の全国週末興行成績(興行通信社提供)が発表された。1位は累計動員数479万人、興行収入で62億円を突破と爆発的ヒットを記録している『名探偵コナン ゼロの執行人』。2位には人気シリーズ『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』がランクイン。そして櫻井翔(36)主演の『ラプラスの魔女』が公開初週の土日2日間で動員20万8,000人、興収2億7,800万円を記録して3位につけている。公開初日の金曜日も含めた3日間の累計では動員数37万3000人、興収4億9500万円と好成績を記録しており、なかなかのヒット作品になりそうだ。

 同作は東野圭吾(60)のデビュー30周年を記念した同名小説を三池崇史(57)監督で実写化した話題作で、出演者には櫻井翔の他、広瀬すず(19)、福士蒼汰(24)、志田未来(25)、玉木宏(38)、高嶋政伸(51)、檀れい(46)、リリー・フランキー(54)、豊川悦司(56)と豪華俳優陣を揃えている。しかし、その期待とは裏腹に鑑賞者からは低評価が相次いでいる。なぜなのか。

福士蒼汰や広瀬すずに負けている?
 「Yahoo! 映画」で『ラプラスの魔女』は5点満点中2.32点と散々な低評価(5月10日付け)。レビュー欄には「原作のスピード感、ワクワク感、人と人との繋がりがあまり表現されておらず単調な仕上がりで残念」「ストーリーラインが説明不足で荒唐無稽」「いい役者を使っているのにも関わらず内容が薄すぎる。まったく面白くない」などと酷評が多数寄せられている。

 中でも主演・櫻井翔の演技力に対して辛辣な批評が続出した。「櫻井はいらないってレベルでダメだった」「翔くんファンだけど翔くんの演技はいつまでも上手くならないなって思ってしまった」「櫻井翔を主役にするなら、福士蒼汰や広瀬すずを共演にしないほうが良かった。櫻井翔の下手っぷりを露呈しています」「櫻井くんが棒すぎて学芸会を見てる気分になってきました」など、年下かつ芸歴も浅い福士蒼汰や広瀬すずと比較しても演技が下手だという厳しすぎる感想まで。

 『ラプラスの魔女』で櫻井翔は大学教授を演じているが、教授にしては風貌が若すぎるというアンバランスも悪い方に作用しているかもしれない。しかし果たして本当に櫻井翔は演技が下手なのだろうか。

 少なくとも2017年放送の『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)では、悪くない評価を得ていた。櫻井翔演じる商社マンが、突然“校長先生”を任されるという学園ドラマだ。一方で、2011年放送のドラマ『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)ではドSな執事を演じたが、共演の北川景子(31)とともに「主役の2人の演技が酷い」と批判されていた。それでも視聴率が悪かったわけではなく、またキャラクター性の強い役柄だったために「不自然」という感想も出やすかったのかもしれない。

 ただ、2013年のドラマ『家族ゲーム』(フジテレビ系)でミステリアスな家庭教師を演じた際は、主役は櫻井であったが生徒役の神木隆之介に「食われてる」と評されてしまっていた。ともかく30代後半の役者たちの中では、櫻井は「演技派」の立ち位置でないことは確かだろう。

(ゼップ)

最終更新:2018/05/10 20:00
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