『おじゃMAP!!』最終回が時間帯最下位でも大丈夫!? 香取慎吾の今後が“盤石”なワケとは?

2018/04/04 10:00

 元SMAPの香取慎吾がMCを務めた『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)は、3月28日の最終回が3時間特番として放送されるも、平均視聴率がわずか5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前回3月7日放送の6%よりも低かった。香取のジャニーズ離脱を応援する声がネット上で多数見られる一方、テレビ人気の低さを露呈してしまった。

 同日の主な裏番組のおおよその数字を見ると、日本テレビ系の『笑ってコラえて!桜満開SP』が13%で、『今夜くらべてみました』が12%、テレビ朝日系の『くりぃむクイズミラクル』が第1部13%、第2部15%、NHK『ニュース7』が13%、『ガッテン!』が11%で、いずれも2ケタ超え。そこに届かなかったのが、TBSの『トコトン掘り下げ隊!』(6.9%)、『池上彰と宇宙の旅』(7.3%)、テレビ東京『THEカラオケ★バトルSP』(7.3%)で、『おじゃMAP!!』は、まさに時間帯最下位だったのである。

 問題の最終回は、アンタッチャブルの山崎弘也とともに視聴者宅から生放送で、最後に香取が「めちゃくちゃ楽しかったぜ!」と述べたが、フジテレビとしてはまったく“楽しくない”結果に終わった。

「近年、フジ自体の視聴率が低迷しているとはいえ、それを差し引いても、この数字は悪すぎだよ」とテレビ関係者。

 こうなると、独立後もギャラを下げないといわれる香取の今後は、厳しいのではないかとも思われる。あるテレビ関係者は「交渉のテーブルすら用意されないかも」と話す。

「もともと香取はジャニーズ事務所のゴリ押しで仕事を取ってきたタレント。主演映画やドラマも、ほとんどがコケていたのに、それでも当時のマネジャーだった飯島三智さんの発言が、イコール、ジャニーズの意向だとされて、テレビマンも無理を聞かされてきたんだから」

 この関係者は過去、フジテレビが制作した草なぎ剛主演映画で飯島氏と仕事をしたことがあり、このときも氏の剛腕で現場が困惑した事態を目の当たりにしたという。

「テレビ局制作の映画は、他局が宣伝に協力しないのが当たり前なのに、飯島さんはこれに激怒し、他局の担当者を困らせていたからね。発表会見にも行っていないから映像素材もないのに、日本テレビの番組なんかは、不自然な草なぎ特集を組んでいたよ。そういうことは香取がらみでもよくあって、数字も取れないし、無理を言われるしでは、誰も手を出したくなくなる」(同)

 ただ、今後の香取について、ジャニーズ担当の芸能記者からは「タレント人生は揺るぎない」という話が聞かれた。

「独立した3人が開設した『新しい地図』のファンクラブ会員は、軽く10万人を突破したからね。入会金1,000円で年会費4,500円。単純計算して6億円ぐらいの収入が楽に生まれたんです。これで新作映画『クソ野郎と美しき世界』の製作費が賄えるんです。爆発シーン連発のアクション映画とかではないでしょうから、十分利益は出ます。このサイクルだけで考えても、ベースはできちゃってるんです。秋ごろになればホームページでライブの予告をして、『次の会報でチケットの応募方法を発表します!』とでもやれば、また1年間、会員は維持できます。恩あるジャニーズ事務所を悪者にして支持を集めたやり方はえげつないですが、なかなかボロい商売ですよ」

 地上波テレビの上では不人気でも、ファンクラブが盛況である限りタレント仕事が十分成り立つスターではいられるということか。独立後の彼らに笑顔が絶えないのもそのせいなのかもしれない……。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/04/04 10:00
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