激痛で飛び起きることも

就寝中に足がつる原因は? 寝方が悪い、体が凝ってる以外に“あるもの”が不足してる

2018/03/23 19:15

就寝中に足をつりやすいのはなぜ?

――よく「就寝中に足をつって、びっくりして飛び起きた」なんて話を聞きます。激しい運動などしていないはずなのに、なぜ足をつるののでしょう。

佐藤 寝方によると考えられます。まず、仰向けはつりやすい姿勢と言えます。仰向けに寝ますと、腰椎が前弯して筋肉が緊張し、神経は圧迫され、足の痛みやしびれが出やすくなります。一方、横を向いて寝る場合も、膝の関節が伸びている状態によって、下肢の筋が緊張しやすくなることも考えられます。

 特に腰のヘルニアや狭窄症などの方は、仰向けだと神経が圧迫されやすく、下肢がつりやすいので、対策として膝下にマクラをいれ少し膝を立ててもらうんです。すると腰椎の前弯が解消し、神経の圧迫が軽減されます。もしくは横向きに寝る際、丸くなり枕を両足の間に挟むのも効果的ですね。病気ではないものの、就寝中に足がつりやすい人は、こういう寝方を実践してみてもいいかもしれませんね。

――枕を使って寝方を工夫するのは、簡単にできそうですね。

佐藤 あと、就寝中は汗をかきますよね。すると、先ほど触れたように、脱水とミネラルバランス悪化を起こし、それで足がつりやすくなってしまうこともあると思います。これは、運動時にも言えることですが、水分&ミネラル補給、アミノ酸補給を行うこと。手軽にこうした成分を取れる、スポーツドリンクを飲むのもいいと思いますよ。また、神戸マラソンでは、ミネラル不足を防ぐために、ランナーに塩こんぶを配布するといった例もあり、足をつりやすいという人は、参考にしてみてもいいかもしれません。

最終更新:2018/03/23 19:15
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