仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

水野美紀、夫への不満話の妙――彼女が“40代サバサバ女優”として鈴木砂羽より上手なワケ

mizunomiki
『私の中のおっさん』(角川書店)

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「しっかりしてると言われます」水野美紀
『しゃべくり007』(日本テレビ系、3月12日)

 テレビに出るのは、人気のある人、面白い人というイメージを一般人は抱きがちだが、制作側の立場で考えてみれば、数字(視聴率)が取れる人を出したいというのが本音だろう。

 例えば、視聴率をじわじわ上げている『バイキング』(フジテレビ系)。司会の坂上忍は、コメンテーターに「この点についてどう思う?」とテーマを細く設定して質問する進行スタイルを取っている。何について答えればいいのかはっきりしているという意味で、コメンテーターはやりやすいかもしれないが、その一方で、これは一種の誘導尋問だと感じることもある。実際、坂上は、コメンテーターが自分とは違う意見を言った場合、何度も“答え直し”をさせる。トーク番組のテイを取っていても、結局は力のある人の思い通りに動かなければならない現実があるわけだ。

 こう考えると、番組の司会を持つレベルの実力者にいかに可愛がられるかは、芸能人生命に関わってくるといえるだろう。日本の芸能界で司会をしているのは、男性ばかり。こうなると、若くない女性が苦戦することは目に見えているが、若くない女性が使える手段は“男前”“サバサバ”キャラだろう。「きれいだけど大酒飲み(飲まないサバサバキャラを聞いたことがない)」「美人だけど、おじさんが集うような大衆酒場が大好き」という“設定”は、男性には「気取っていない」「誘いやすい」とおトクに感じられて、好感度が高いのではないか。

 今ではあまり聞かなくなったが、5~6年前、本来なら男性に対して使う言葉を、女性に用いる流れがあった。例えば、“男前”ウリをしていた女優・鈴木砂羽がその代表格である。しかし、鈴木は初演出舞台で、女優に対して土下座を強要したというパワハラ疑惑が浮上し、サバサバキャラがウリであっただけに、ミソがついた感じは否めない。一方、女優・水野美紀も『私の中のおっさん』(角川書店)というエッセイを上梓するなど、サバサバを強調していた。美人女優として名高い水野だが、本人いわく、自分の内部は「漁師のおっさんみたいな人」で、その外見とおっさんである内面のギャップに頭を悩ませてきたそうだ。おっさん水野は、鈴木と違ってキャラに厚みがある。2016年に、3歳年下の俳優・唐橋充とスピード結婚し、43歳で出産も果たした。アラフォー独身女性の希望の星ともいえるし、お母さんとしても売ることもできる。サバサバネタの持ち主であるから、バラエティ番組は使いやすい存在だろう。

私の中のおっさん
バーニングなんて怖くない、もっともっと狡猾に

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