アプリ改悪でユーザー離れの最中に

カイリー・ジェンナー、「みんなもうスナップチャットやってなくない?」の一言でアメリカの株式市場を乱す!

2018/02/26 19:23

スナチャのアップデートも原因か

 米大手芸能サイト「TMZ」によると、カイリーは現地時間21日に「スナップチャットなんて、もうやってないよって人いる? 私だけ? 超悲しいよね」とツイート。直後、運営会社スナップ社の株価が下がり始め、24時間もしないうちに7.2%も暴落してしまう。時価総額は13億ドル(約1391億8000万円)も目減りしたと報じられた。

 株価の暴落にカイリーが関係しているのかどうか、因果関係は定かではない。しかしながらSNSの女王である彼女のこの発言で、若者のスナップチャット離れを懸念して株を手放した人が大勢いたとしても不思議ではない。多くの米メディアは「株価の暴落は、これに起因しているようだ」と伝えた。

 カイリーは問題のツイートから11分後に「今でもスナップは大好きよ。最初に好きになったんだし」とつぶやいているが、「最初はスナップチャットでも、現在愛するのは宣伝効果抜群なインスタグラムなのだろう」と誰もが解釈。その後もスナップ社の株価は下がり、21日の時価総額は227億8000万ドル、22日は214億ドル、23日は214億1000万ドルと低迷が続いている。一方、インスタグラムの親会社であるフェイスブック社の株価は問題のツイート後、上昇している。21日の時価総額は5168億3000万ドル、22日は5199億7000万ドル、23日は5328億6000万ドルと上がっている。

 とはいえもちろん、「スナップチャットの最新アップデートがクソすぎて、ユーザーが離れてるだけでしょ」「4週間前と比較すればスナップチャットの株は上がってるし、Facebookの株は下がっている。カイリーの発言とは関係ない」「本当にカイリーが株価に影響を与えたとしたのなら、この国は終わりだな」という冷静な声も多い。そうしたネットユーザーと、「そんなことない! カイリーはSNS最大のインフルエンサーだもん!」「影響力ない年寄りのヤキモチでしょ」とムキになるカイリーのファンが衝突している。

 真相は定かではないが、スナップチャットの最新アップデートが不評なのは紛れもない事実だ。今月に入って、アップデート版からオリジナル版に戻すことを求めるオンライン署名活動まで起こり、たちまち80万人以上が署名を行なったと報じられるなど、ユーザーたちに厳しく非難されている。

 カイリーはこの株価騒動を気にしてか、現地時間2月25日の夜、スナップチャットに愛娘の足の動画を投稿し、一応の配慮を見せた。しかし結局、インスタグラムに投稿した「Kylie Cosmetics」の新コレクションの宣伝のほうが注目されており、こちらは投稿からたったの3時間で157万件を超える「いいね!」を集めている。「この騒ぎ全体がカイリーの新コレクション宣伝のためだ」と陰謀論を唱える人もいるが、そんなセコいことをしなくても彼女のコスメには世界中から固定客がついているため、新コレクションも飛ぶように売れるだろう。

「出産後は人気が低迷するのでは?」という予想を見事に裏切り、ますます人気を集めているカイリー。彼女が次に影響を与えるのは、一体どの業界なのか? 熱い注目が集まっている。

最終更新:2018/02/26 19:23
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