角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第153回

とっさに頭を防御した園児にショック! 子どもへの「体罰」「言葉の暴力」は異常な行為です!!

2018/02/03 16:00
setubunkamisama
おやつに節分らしい“鬼パン”を調理の先生が焼いてくれました。子どもたちは鬼とわからず、「神様!」と言っていました。

 気づいたらもう節分ですね。「駒沢の森こども園」は、毎年同様“鬼さん”が来て、子どもたちをたくさん泣かせる予定です。「衾の森こども園」は、クリスマス会の時、子どもがサンタで大泣きをしたので、今年は様子見ですが、おやつは恵方巻を用意しています。

 そろそろ新年度が視野に入ってきて、慣らし保育を3月から希望するお子様と面談をしたり、キャンセルが出た場合、誰に連絡するかなど、準備をしたりしています。園で使う連絡帳やシール帳を購入すると、もう春だなと思いますね。保育園を経営していると、節目は1月ではなく4月です。スピリチュアル的にいえば、節分が節目なので、個人的には節分を目安に準備をしています。

■ポジティブな言葉で言霊シャワーを

 最近ショックなことがありました。園児に少し上からの姿勢で接したら、その子がとっさに頭を防御してきました。保健所で怯える犬を思わず想像してしまいましたよ! この子はきっとお家で打たれているのだと思います。キャリアのある先生も「お父さんかお母さんに打たれているね」と言っていたので、私と同じことを感じているのでしょう。いつも緊張した動きをしているし(ゼンマイで動く人形のよう)、ストレスを感じながら生きているのかもしれません。両親はAIっぽく、実際に超高学歴です。モタモタしたりすると、思わず手が出ているのだと思います。子どもが思い通りになると思ったら大間違いですよ。命に関わることならまだしも、打つのは絶対にダメです。

 お受験保育園を経営していると、「ペーパー(お受験の)ができなくて、ママから打たれて泣いた」という話を園児から聞くことがあります。その子たちは5~6歳なのですが、それでもかなりキツイのに、頭を防御した子はもっと小さい子なんです。とにかく様子をしっかり見て、異変を感じたら私から保護者に話してみようと思います。もしかしたら、保護者自身も親から打たれる行為を受けてきたのかもしれませんし、それが普通だと思っている可能性も。いままでこの連載で何度も言っていますが、子どもを打つのは絶対ダメ、普通じゃなくて異常です。

 また、子どもを言葉で傷つけてもダメです。「ダメな子」と言われ続けて育った子が、どんな大人になるか想像したことはありますか? 私は子どもと接するときはもちろん、いつも生活の中でポジティブな言葉を心掛けています。ポジティブな言葉には、高いエネルギーが集まるんです。逆にネガティブな言葉には、低いエネルギーが集まります。言葉で相手を傷つけると、自分に返ってきますからね。

 角川家の子育ての話になりますが、小さい頃から娘に「●●(娘の名)ちゃんは何でもできるよ」と言って育てていました。娘が寝ている時、「可愛い、美人、頭いい」などと語りかける、“言霊シャワー(勝手に名付け)”をいつもやっています。寝ていても魂は起きてますから、いつもは気恥ずかしい言葉も寝ている間に伝えてます。

 寝ている間で思い出したけど、昔、寝ている男に、「どうかすんなり別れてください」と何度か伝えたあと、起きている時に伝えたら、無事すんなり別れられたことがありました。魂に言い聞かせるのは効果的なのかもしれません。スピ全開ですが。

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