エロい撮影でもヤッていいわけない

「君のせいで1日中こんなだよ…」人気ぽっちゃりモデル、撮影現場でのセクハラ被害体験を語る

2018/01/12 19:55

「テリーとの仕事は不安だった」

 身長175cm、体重91kg、スリーサイズ107-76-117だとされるアシュリーは、9日に放送された米ABC局の人気トーク番組『ザ・ビュー』にゲストとして出演。司会者のウーピー・ゴールドバーグ、大御所コメディエンヌのジョイ・べアール、弁護士のサニー・ホスティン、ジョン・マケインの娘メーガン・マケインに囲まれ、真剣トークを展開した。

 ウーピーから、「あなた、テリーと仕事をしたことがあるよね?」と話を振られたアシュリーは、「えぇ、17〜18歳の時に、テリーと仕事をしたわ」と認め、「撮影のオファーの電話をもらった時、もちろん彼のうわさは知っていた。みんなが話していたから耳にしていたわ。でも、オファーを受けたの。だって、最高の中の最高の人と一緒に仕事をしたいから。そしてその写真をポートフォリオに入れたいから」と語った。

 「とんでもない状況になるかも――って考えなかったの?」と聞かれるとアシュリーは、「もちろんよ! 被害者になるかもしれないんだ――って怖かったわ。でも、何が起こるかわからないし……」と説明。司会者の1人から「それに彼を崇拝している人だっているわけだしねぇ」とフォローされると、「そうなのよ! 素晴らしい人だって話も聞くのよ」と弁解し、「撮影セットはごくごく普通だったわ。でも、『シャツ脱げ』って言われるのかな? とか不安な気持ちだった。だって半端ないほど彼のうわさを聞いていたから」と回想した。

 「母親を撮影に連れて行けばよかったのに」という意見に、アシュリーは「母が同行していたのは16歳までだったの。私はしっかりしてたし、17歳の時にはニューヨークで自立していたし。決断は、自分で下さなければならなかったの」と言い、「でも、17歳の子が1人でって……若すぎるわよね」と悲しげな表情に。

 そして、「テリーとは全然別の撮影の時の話で、キャンペーンの撮影をしていたんだけど、フォト・アシスタントの男性から『ちょっと話があるから、こっちに来い』って言われて。廊下に連れ出され、クロゼットの中に押し込まれて。そこでイチモツを露出した彼にこう言われたの。『君のおかげで1日中こんなだよ。早く触ってくれ』って」と、17歳の時にセクハラされたことを告白した。

 アシュリーは続けて「もうパニックになって、クロゼットから逃げ出したわ。そして、『誰にもばれませんように』って祈ったの。もし彼が私にこんなことをしたんだってみんなに知られたら、私が『仕事しにくいモデルだ』って思われる。仕事しづらい厄介なモデルだと思われて、誰も私と仕事したくなくなるって」と、当時の気持ちを正直に明かし、モデルの地位が低い業界の闇を暴露。

 「でも、今、私が知っていることを当時の私が知っていたら。多くの女性たちが立ち上がって『me too』って言っている姿を見ていたら、あの男を殴り、『ペドフィリアだ!』って叫ぶわ。だって、私は17歳で未成年だったんだから。そして、『不誠実で無責任なセクハラ野郎だ』って叫んだでしょうね。自分の事務所にも連絡して、いろいろしたでしょうね」と興奮気味に語った。

 そして、「ほかの女性が私のような目に遭わないように、しっかり見ておいてやろう、って」と感無量だという表情を浮かべ、ウーピーの「そうよ、今じゃみんなの目があるんだから。しっかり見てるんだから、そういう奴らはもう逃げられないわよ」という言葉にうなずいていた。

NAOMI (ヨシモトブックス)
撮る人は仕事に集中しなさいよ
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