“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第395回】

ローラ“独立問題”が円満解決へ? 「週刊女性」報道に見る、芸能界の不条理な事務所支配

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「週刊女性」1月1日・9日合併号(主婦と生活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 空恐ろしく感じた。“文春砲”の藤吉久美子の不倫報道。この程度(失礼)の芸能人にここまでやるのか、という恐怖。さらに世間では絶賛された夫の太川陽介の会見も怖かった。妻を完全に支配している男に見えたから。

第395回(12/14~12/19発売号より)
1位「ローラ 円満解決へのカウントダウン」(「週刊女性」1月1日・9日合併号)
2位「まさかのパロディー 中居正広のエール!? 『72時間ホンネの旅』」(「女性セブン」1月1日号)
3位「SMAPのいない世界〜5人と芸能界は、何が変わったか〜」(「週刊女性」1月1日・9日合併号)

 年内発売の女性週刊誌はこれで最後だ。今年の女性週刊誌は全般的にスクープに乏しかったことは残念だが、社会や政治ネタ、ルポもので健闘したと思う。まあ、そんなことで、最後もネタ的にはパッとしない。年末ワイドでお茶濁しって感じだからね。

 そんな中で目を引くのが「週刊女性」のローラと所属事務所の独立確執記事だ。なんと円満解決へと向かっているらしい。

 今年6月にローラ自身がTwitterでつぶやいた意味深なコメントから端を発したこの問題。その後、事務所による“奴隷契約”やローラに対する社長の“過剰な束縛”が次々と明らかになったが、その結果、何が起こったかというと、事務所の稼ぎ頭でもあったローラのテレビ出演の激減だ。

 そう、事務所の力がやたら強く、逆らえばタレントが“干される”という日本芸能界の悪しき構造がここでも発揮されたわけだが、しかし、そこに異変があった。テレビ出演は減ったものの、出演CMが増えて、なんとローラは2017年のCM女王に!

 確かに日本芸能界にあって、これは異例なことだ。その理由について、記事ではこんな事情が紹介されている。ローラのCMは確執のある所属事務所が取ってきた仕事であり、その思惑は「もう1度、自分(所属事務所社長)の手でCM女王にすることで、彼女に事務所に残るほうが得策であることをアピールしたかった」のではないかと。

 その作戦が功を奏したのか、結局双方が歩み寄り、ローラの個人事務所を認めつつ、旧事務所とは業務提携して利益配分する。社長の“束縛”からも逃れられるという大人の解決を見たというもの。

 だが、額面通りに取っていいのかは疑問だ。なにしろ「週女」は、これまで事務所寄りの論調で、独立するローラを暗に非難するような記事を掲載してきた雑誌だ。今回も“事務所の営業力が大きい”“CMはすべて事務所が取ってきたもの”などとよいしょし、“このまま裁判沙汰などになれば、スポンサーもローラから撤退する”などという真偽不明な「代理店聞き取り調査」を紹介しているからだ。

 外壁を固めて、完全独立を阻止し、事務所にローラ利権を残す。芸能事務所がタレントの独立を許す際、“よくやる手”ではないのか。結局は同じカゴの鳥の灰色決着。そんなことにならないよう、また芸能界の不条理な事務所支配に楔を打つためにも、ローラの逆襲に期待したい。

旧態依然とした芸能界は2018年も続くのか?

しぃちゃん

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