草葉の陰で本人はニヤニヤしてそう

2パックのチンコどアップ写真がオークションに出品! 「結構デカい」説は本当か?

2017/11/27 18:48
Tupac Shakur (Photo by Barry King/WireImage)
「みんな俺のチンコそんなに好き?」

 衝撃的な死から20年以上たつ今も、多くの人にラップの“神”とあがめられている2パックのチンコ写真がネガと版権付きでオークションに出品され、話題を集めている。友人とのハウスパーティーで、ふざけてズボンとパンツを下げてイチモツをさらした際のどアップ写真で、オークションのサイトでは巨大な黒線で隠されている。「結構デカい」と定評があったレジェンドのイチモツを、ぜひとも拝みたいというファンも多いようだ。

 2パックは、過激な黒人解放闘争を展開していた政治組織ブラックパンサー党員の両親の元に誕生し、生まれながらにして黒人文化の象徴たるラップ界で輝く存在になることが運命づけられていたような人物だ。“トゥパック”という名前もMCネームではなく、古代インカ語からつけられた本名だという。

 ボルチモア芸術学校で演劇、作詞、ジャズやバレエをしっかり学び、1990年代に入りラッパーと同時に俳優としても活動を始め、ジャネット・ジャクソンとも共演するなど頭角を現すように。アイス・キューブのようなマルチなタレントを持つアフリカンアメリカン・アーティストになるだろうと将来を期待されるまでに成長した。

 しかし、人気が出るに伴い、犯罪トラブルが絶えなくなる。94年には、19歳の女の子をアナル・レイプした罪で起訴された。2パックは「合意の上だ」「でっち上げだ」と主張したが、有罪に。そして判決前夜、ニューヨークのレコーディングスタジオのビルの外で不意打ちに遭い、5発被弾する。ボロボロになりながら刑務所に入った2パックは、撃ったのは同じビルでレコーディングしていたノトーリアス・B.I.G.(以下、ビギー)とショーン・パフィ・コムズらの仕業だと思い込むようになる。そんな時、ショーンを目の敵にしていた筋金入りのワル、シュグ・ナイトにスカウトされ、意気投合。シュグが保釈金をポンと支払ったことでシャバに出てこられた2パックは、暴力と脅迫で急成長を遂げたシュグのデス・ロウ・レコードの看板ラッパーとなり、東海岸VS西海岸ヒッピホップ抗争を仕掛け、全米から注目される。「California Love」などの大ヒットソングも飛ばしたが、同時にビギーの本妻フェイス・エバンスと浮気してやったと罵るディスソング「Hit ‘ Em Up」などをリリースし、抗争をヒートアップさせていった。

 そしてよく知られている通り、96年9月7日、2パックはラスベガスでマイク・タイソンの試合観戦後、車に横付けしてきたキャデラックからの銃弾を浴び、6日後の13日に死亡した。敵対していたビギーも翌年の97年3月9日に、ロサンゼルスで開催されたアワードのパーティー帰りに銃撃を受け死亡。抗争は悲劇的に幕を閉じた。2パック享年25歳、ビギーは享年24歳と非常に若く、特に2パックは未公開の音源を大量に残していたことから、死後もアルバムがリリースされたり、旬のラッパーたちが自分の曲に2パックをフィーチャリングさせたりしており、若い世代からも「神」とリスペクトされている。

 2012年の野外音楽フェス「コーチェラ」ではホログラムとして蘇って、スヌープ・ドッグと共に「2 of Amerikaz Most Wanted」をラップしたり、今年6月には 、2パックにそっくりな役者が主演する伝記映画『All Eyez on Me』が公開されたりと、死後20年近くたった今でも人気は衰え知らず。彼にちなんだアイテムはよくオークションに出品され、高値で落札されていくことでも有名だ。

トゥパック・グレイテスト・ヒッツ
死んでからこれだけいろいろ出るのもすごい
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