底辺グラドル兼ライターが体験

膣にも「ブス」がある!? “洗脳”寸前の「膣美人レッスン」を体験してみた

2017/11/10 15:00

 最近、女性が通うセックスセミナーが増えており、どの教室も活況を呈しているという。なかでもインパクトのある名前で目を引くのが「膣美人レッスン」なるセミナーだ。女性にとって大事な「膣」をきちんと“磨く”ことで、セックスでイキやすくなるのはもちろん、ダイエット効果まで得られるという。実際にどれほどの効果があるのか確かめるため、「膣美人レッスン」を体験しに行ってみることにした。

■美人先生が「お膣」と連呼

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西村理沙先生(左)から「膣ストレッチ」の指導を受ける筆者

 正直、いままで自分の膣を意識したことはほとんどない。「締まってりゃいいな~」とは思うが、自分が「膣美人」なのか、「膣ブス」なのかなんて、考えたこともなかった。この数年間、彼氏もいなければセックスもご無沙汰なので、膣の具合がどうなのかもわからない。ただ、30歳を超えてくると、体のあちこちがユルくなってきているな、という自覚はあり、先日ついにテレビを見て爆笑した瞬間に尿モレを起こしてしまった……。もはや手遅れかもしれないが、「膣美人」というパワーワードには非常に興味をそそられる。

 教室は、代官山駅から徒歩10分の閑静な住宅地、1Kの間取りの割に家賃の高そうなマンションの一室に構えられていた。ドアを叩くと、「こんにちは」と優しい声でインストラクターの西村理沙先生が登場。元・女優という肩書で、大変お美しいのだが、膣のことを“お膣”と連呼するので、こちらがテレてしまう。クコの実(女性にうれしい効果がたっぷりあるらしい)を浮かべたオリジナルブレンド茶をいただきながら、私もおずおずと“お膣”と口に出してみた。初めは恥ずかしかったものの、“お”をつけただけで、なんだか可愛らしく感じられてくるから不思議だ。今日はこれから先生と2人でみっちり3時間、“お膣”について学ぶのだ。

 まずは座学から。そもそも、私は自分のお膣の場所すら、ちゃんと把握していなかった。そんな、お膣偏差値が低い私に対して、お膣を“視覚化”することから始めていく。

「現在の“お膣きゅっ!”は?」

 突然何を言いだしたのかと思ったが、お膣の位置をイメージして、きゅっ! と力をいれてみる行為を「お膣きゅっ!」と言うらしい。続いて、折り紙にシールを貼りながら、自分の尿道、お膣、お尻の穴の位置を確認。そして、女性にとって、いかにお膣が大切か、なぜお膣を締める必要があるのかなど、めくるめく女体のフシギを丁寧に説明していただいた。

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自分のお膣の位置を視覚的に確認

「お膣は、女性の加齢や出産、ストレスなどから緩んでしまうもの。そのせいで、セックスに対する自信をなくしてしまう女性も少なくありません。お膣を磨くことで、性行為中でもパートナーの存在をしっかりと包み込めるようになり、自分の快感も増してきます」

 なるほど……。でも、私みたいに長らく彼氏がいない女性は、お膣を磨く意味はないのでしょうか……(泣)?

「実は、お膣だけを単体で締めることはできないので、“お膣きゅっ!”は、全身運動になるんです。そのため、お膣を磨くことは、全身ダイエット、美姿勢、代謝アップなど、女性にとってうれしい効果につながります」と、耳元でささやきかけてくる先生。

 そっか……! お膣は、女体のすべての中心なんだ……!

 次に、膣美人独自のメソッドを用いたストレッチに入る。まず「お膣きゅっ!」をして、首や肩の力を抜く。そしてもう一度「お膣きゅっ!」。このようなメニューを繰り返していくと、さっき存在を認識したばかりのお膣が、少しずつほぐれていくような感覚になる。体幹トレーニング、ピラティス、ヨガの要素を取り入れたというポーズで、体をくねらせながら、絶妙なテンポでお膣を締めたり、細かく息を吸ったり吐いたりする「お膣に効く呼吸法」を指導してもらう。さらに、太くて長いポールにまたがって、お膣に力を込めるストレッチにもチャレンジ。それほど体を動かしていないのに、汗がジワーっと流れ出す。先生が「アナタはお胸が大きいので、肩周りが凝りやすく、呼吸が浅くなることで、お膣の柔軟性が弱くなり気味です」と、体のあちこちに触れながら指導してくれるので、ドギマギしながらも頑張ってしまった。

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感度も確かめてみてほしい!
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