ざわちん大炎上!!

ざわちんは、なぜ他人の画像をパクるのか? 「ものまねの影響で罪悪感ない」と臨床心理士談

2017/10/07 17:00

ざわちんは、“社交性が過剰”

 では、ざわちんはなぜ、こういった行為に走ってしまうのだろうか。その心理について、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏は次のように語る。

「まず、芸能人というのは、一般人より“社交性が過剰”な場合が多いんです。こういった人は、“みんなに見てもらうこと”で、自分の存在を確認できたり、この世に生まれてきてよかったといった幸せを感じます。一方、ざわちんさんは、“自分という個性を消して、いかに自分じゃなくするか”が重要視される、ものまねメイクで脚光を浴びた人物。アートを追求するアーティスト的な存在といえますが、彼女はどちらかというと、アーティストより、“自分を出したい”芸能人のマインドに近いのではないかと考えられます」

 “みんなに見てもらう”という快感が、ざわちんを画像の無断転載に走らせたと考えられるが、彼女の中に罪悪感はなかったのだろうか。

「ざわちんさんの場合、自分が注目される手段が、ものまねメイクという“自分を隠すこと”“自分を偽ること”だっただけに、自分以外の誰かから何かを借りる行為に、罪悪感を覚えにくかったのかもしれません。また、社交性が過剰な人は、注目されることを求めるがあまり、時に罪悪感なく嘘をついてしまう面もあります」

 確かに、芸能人が話題を集めるために、“話を盛る”といった行為は珍しくない。それを悪びれることなくテレビで明かす者もいるほどだ。

「自分が注目をされると、“人が喜ぶ”と感じるんです。ざわちんさんは、批判される一方で、ファンもたくさんついているため、『ファンを喜ぶものを見せなきゃ』という心理が働いているように思います。ざわちんさんは、他人の画像を“加工して”転載していたそうなので、その行為が“よくないこと”だと認識していたのかもしれませんが、“注目される快感”と“自分に注目している人を喜ばせる快感”の両方を得ることで舞い上がってしまい、善悪の判断が希薄になってしまったような気がしますね」

 こうした画像の無断転載に手を染めるのは、芸能人だけでない。一般人のSNSでも、たびたび問題視されている事案だ。

「一般人で言うと、SNSの影響力はすごく強い。SNSで『いいね!』をもらうと、脳内に快楽物質が出るという研究結果があって、その快感は麻薬的なものだといいます。『いいね!』をもらうことにハマッてしまうんですね。ざわちんさんのように“社交性が過剰”なパーソナリティーの人はもちろん、快楽への依存傾向が強いパーソナリティーの人は、画像の無断転載に関する善悪の判断ができなくなってしまうことはあると思います」

 果たしてざわちんが、自らの意思で画像の無断転載をやめられる日は来るのだろうか。

最終更新:2017/10/07 23:50
ざわちん Make Magic
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