[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

40代ラストは学童キャンプ! 小学4年男子とベッドの中で「恋バナ」、マジ面白いです

2017/10/02 19:00
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(C)倉田真由美

 先日、誕生日を迎えまして。ついに50歳になってしまった! でもこの先、がんとか病気とか事故で死ななければ、あと30年くらいは生きるわけで、まだまだ人生長いね。ちなみに50代の目標とか聞かれても、何もないとしか言えない! ハッキリ言って、オレは10代の頃から興味のあるものは変わってない。歳を取るたびに、それなりに収入もアップするじゃないですか。だから年々、好きな本、マンガ、ファッションにかなり金をかけることになってきてる。10代のときは、20代や30代で趣味や興味の対象が変わるだろうと思ってきたけど、まったく変わらないね。10代から変わってないから、この先もオレは変わらないのだろう。自己満足が好きなんだろうな。

 そんなわけで、50歳の誕生日の前日から、ココの学童保育クラブの保護者と子どもたち、総勢80名で千葉の山奥へキャンプに行ってきた。妻くらたまは仕事のため不参加です。80名なのでバスを2台借りて、1泊2日。しかし、出発当日は台風で大雨……。朝の6時に集合だったのに、1名が6時過ぎても来ない! オレと同じキャンプ委員の人だから、まさか遅刻はしないだろうと思いつつ、何かしら事故に遭ったか、子どもが急病で病院に行ったとか、みんなで心配してたんだよ。LINEしても既読にならないし、携帯に電話してもつながらない……。出発時間は10分以上過ぎてるので、バスは先に行ってもらって、それから連絡が取れない人の自宅まで行き、チャイムを鳴らしたら、その人がパジャマ姿で「朝からどうしたんですか?」と眠そうに出てきた! 

 「今日からキャンプ!」「えー? あー!」と、マジでパニックになって子どもを起こし、「寝過ごしました! ホントすみません!」と、慌てて準備! キャンプ委員なのに寝坊はあり得ないだろうよ、と、その場にいたみんな爆笑です! で、オレも含めて4名は車で行くことに。1時間30分ほどで千葉のキャンプ施設に到着です。雨は相変わらず土砂降りなので、予定してた泥遊びは中止。が、ザリガニ釣りはできるというので、3年生男子5名ほどは土砂降りの中ザリガニ釣りへ! 4~5人のパパも付き添いで行くことになったけど、オレはパス! もともと雨の場合の予定も考えていたので、子どもたちは体育館でクライミング、工作作りと、それなりに盛り上がってやってたな。

 このキャンプの特徴は、グループごとに行動することなんです。子どもは親と同じグループに入らないので、親たちは別の子どもの面倒を見る。風呂も宿泊する部屋も、自分の子どもとは別々。ココとは廊下ですれ違ってちょっと話すくらいだったけど、オレのことは気にせず楽しそうだったな。オレの部屋で一緒になったのは、小学4年の男子。好きな女子がいるんだけど、向こうは自分のことを好きなのかわからない。あまり好きじゃない女子に、自分のことが好きだと、友達に言われ、好きでもないその女子のこと意識するのがイヤだ……とか、ベッドで小学男子の恋バナに付きあったりして、マジで面白かった。他人の子どもと一緒に過ごすってことは滅多にないわけで、こういう状況は子どもも親も新鮮だよ。

 子どもたちが寝た、夜の10時からは保護者の皆さんたちと飲み会です。大人だけ30名ほど集まったな。まずは一人ひとり、年齢と職業を入れての自己紹介。職業は幅広く、警察、弁護士、司法関係、マスコミ、デザインやらクリエイティブ系業界、IT業界、アパレルなど。普段、仕事をしてて絶対に関わることがない業界の人が多かった。年齢はオレより年上は1人だけで、あとは30代後半が多かったな。自己紹介だけで2時間以上かかったけど、それだけ盛り上がったってことだね! 出身地も聞ければ、何かしら共通の話題もできたかもしれない。そして、夜中の12時にお開き。オレの40代ラストは保護者飲み会で終了! 

 そして翌日は台風が去って快晴! 朝6時起床でカレーとパン作りをして無事に帰宅。帰ってココに「そういえば誕生日プレゼントもらってないけど?」と聞くと「手紙あげる」と言われたまま、いまだにもらってない! ちなみに、妻くらたまからは高級寿司のディナーとケーキです。「たまには靴か服買ってくれ!」「その分家に金入れな!」、毎年このやりとりしてますな……。

最終更新:2017/10/02 19:00
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