今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

真木よう子が「Twitter騒動」で上書きしたイメージ

2017/09/01 21:00
makiyoko
真木よう子公式プロフィールより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎猪木ばりの闘魂注入?
 日野皓正、中学生に往復ビンタ。リアル「セッション」ということなのか。4カ月かけて作り上げた一大プロジェクトの舞台の本番を、客の前でハナタレ小僧に台無しにされたら、そりゃあねぇ。ビンタじゃなくて、「秘技・素手パーカッション返し」で応じていたら、きっと丸く収まったのに。ドラム本業じゃないだろうけど、中学生の酔いしれ乱打には負けないだろう。

 とにかく、ベテランのジャズ奏者が、我を忘れるほど怒り狂うことを、あの中坊はしたってことだ。こういう「目立とうテロ」は、今後も防ぎきれないだろうし。次からは本番中、舞台袖に蝶野正洋に待機しといてもらうってことで解決して、ぜひライフワーク継続を。

◎復元不可能
 真木よう子。ああ真木よう子、真木よう子。一体何だったんだ、あの一連の騒ぎは。突然自分から始めて、散々「うわぁ」をまき散らし、最後は自滅するという。どうした、何を生き急いでる。

 やれホスト通いだ、激太りだと報道されても、目にするときはいつもミステリアスな美人女優で、そこに特に疑問符はつけられていなかったというのに。今回の件で、国民的に「うわぁ」のイメージで上書きされてしまった。ちょっと取り返しつかないレベル。

 どんな自己イメージの元にTwitterを始めたんだろう、真木よう子。彼女のつぶやきと、それがまき散らした禍災を見るにつけ、カッとなりやすく、短絡的で、分をわきまえられないのに、自分は人から愛されるべき、きっぷのいい人間だと信じてやまない、やっかいな性格であったことがありありと。

 結論。真木よう子とトランプ大統領は、Twitterやったらアカン。

◎求む! 和食職人
 わかりやすく調理のイメージが伝わると人気のレシピ動画「クラシル」。確かにわかりやすいし、よし、これなら作れそう! と調理に対する敷居は低くなる。が、敷居は低いがカロリーが……。

「豚肉で巻く」「チーズ入れる」「卵でとじる」「トマトソースかける」ばっかりなんだもの。うーむ。そりゃおいしいだろうけど。全般的に、カロリーも味付けも若い人向け。

 健康の為に自炊している、中高年や持病のある人向けに「ババシル」や「ヤミシル」も作ってほしい。たで酢やぬたもどんどん使っていこうぜ!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:29
アクセスランキング
  1. 持ち偏差値より低い中学を受験した娘
  2. 「新しい自分になる」危険ドラッグで8階から飛び降り――「ラリってしまいたい気持ち」を禁止しても意味ない?
  3. 大谷翔平と代理人バレロ氏の心配な報道
  4. メルカリで31万ネックレスが27万に! 4万円の値引きに成功したワケ
  5. 警察がヤクザより力を入れる犯罪組織「トクリュウ」とは? その厄介さを元極妻が解説
  6. 「私には迷信と思えない」幼い息子に起こった異変とは? 奇跡的だったお坊さんの指摘
  7. 「男の宿命的な性」への憎しみ
  8. 皇室の“セックスマニュアル”? その内容は
  9. 132万のジュエリーの代わりに買ったもの
  10. 大谷翔平、違法賭博問題で「裏社会」関係に疑惑?
  11. 秋篠宮さまの“プロポーズ美談”は全部ウソ?
  12. 中学受験の合格手続きでミス
  13. 「美智子さまいじめ」の主犯
  14. 憲法は「暴力団員であること」を禁じていない! 餃子の王将社長射殺事件、パソカ規制問題、工藤會死刑判決を元極妻が解説
  15. 2023年のクスリ押収量は過去2番目! イーロン・マスクのドラッグ使用疑惑を解説
  16. 生活費3億円のお嬢様が皇族妃に?
  17. 『大奥』問題がある演出とは?
  18. 中学受験6連敗の母に伝えたいこと
  19. 夫が愛人と変死した悲劇の皇女
  20. 秋篠宮家の教育と経済事情