歩けなかったらツアーどころじゃない

マライア、ストーカーファン撃退も「デブのディーヴァに熱狂できるなんて」と陰口祭り

2017/07/31 19:26
BEVERLY HILLS, CA - FEBRUARY 26: Mariah Carey attends the 2017 Vanity Fair Oscar Party hosted by Graydon Carter at Wallis Annenberg Center for the Performing Arts on February 26, 2017 in Beverly Hills, California. (Photo by JB Lacroix/WireImage)
大ボリュームであることは間違いない

 全世界アルバムトータルセールス1億枚を誇るグラミー賞歌手ライオネル・リッチー(68)とのジョイントツアーをスタートさせたマライア・キャリー(47)のボディガードが、バックステージにいたリポーターにけがを負わせたと報道されている。マライア側は「リポーターになりすました熱狂的ファンで、危害を加えられると懸念して引き離した」と説明したものの、「体重120キロ超え」「自力で歩けない」とショッキングに報じられた直後のため、世間から「デブには同情できない」などと冷たい声を浴びせられている。

 80年代洋楽ポップの帝王ライオネルの「All The Hits」ツアーに、90年代を代表するポップ歌手のマライアが「特別ゲスト」として参加することが発表されたのは昨年12月。「笑顔のライオネルが遠くを指さし、マライアが色っぽく横たわる」というツアーポスターは「構図が悪い」と不評だったが、2017年3月から5月にかけて行われるこの夢のジョイントツアーを、ファンは心待ちにした。

 しかし、直前の2月に、ライオネルはツアーの延期を発表。「膝の手術から回復するのに、もう少し時間を要する」という理由だったが、大手タブロイド紙「OK!」は「マライアの身勝手すぎるディーヴァっぷりに、ライオネルが激怒している」と報道。「特別ゲストなのに主役のように振る舞い、ライオネルの2倍の広さの控室を要求。部屋はトロピカルフラワーで飾り、シャンパンも忘れないようにと指示した」「挙げ句の果てに、デュエット中はライオネルのマイクの音量を下げることまで要求」「ライオネルは、『これは自分のコンサートだ』と激怒。2人は激しく対立している」と伝え、このツアーは実現しないかもしれないとまで匂わせた。

 延期されたツアーは、3月に入ってから「7月21日から仕切り直しをする」と発表された。そして今度は予告通り7月21日にカリフォルニア州のオラクル・アリーナでツアーはスタートし、初日は大成功。観客は総立ちで拍手を送った。

 だがその6日後にサンディエゴで開催されたコンサートのバックステージで、暴行事件が発生したと伝えられたのだ。

 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は現地時間29日、「リポーターがマライアのボディガードに暴行を受けたと主張」と報道。

 被害を受けたとされるジャーナリストはジェームズ・パブロという男性で、27日にサンディエゴのビエハス・アリーナで開催されたショーでインタビューを行うため、取材許可証(プレスパス)を取得。パスを首からかけ、バックステージに入った。

 ジェームズはバックステージでマライアを見つけ、一緒に写真を撮りたいと頼んだところ、OKしてくれたとのこと。ところが、セルフィーを撮ろうとした瞬間、首にかけていたパスをボディガードから引っ張られた。ボディガードは、ジェームズの首にパスの紐が食い込んでいるのもお構いなしで、そのまま後方に引っ張り、彼をバックステージから追い出したという。

 ジェームズはすぐさま警察に被害届を提出し、告発する意思を固めているという。「TMZ」は警察の情報筋に「ジェームズから暴行の被害届を受け付けた」ことを確認。現在、捜査中だと報じた。

「TMZ」はマライアの情報筋にも取材をし、「ジェームズはジャーナリストではなく、マライアの熱狂的なファン。パスを偽造してバックステージに忍び込んだ」という主張を紹介。「ボディガードは、ジェームズがマライアのドレスをつかんだのを目撃し、彼女が危険にさらされていると判断して引き離した」と説明し、正当な対応をしただけだという怒りのコメントを伝えた。

 ジェームズは「自分は正真正銘、有効なパスを持っていた」と主張。ドレスをつかむなんてことはしていないと、マライア側の主張を真っ向から反論しているという。「TMZ」は、ジェームズがボディガードにパスを引っ張られたため首にできた傷痕の写真を複数枚掲載。直後に撮影したとみられる、マライアTシャツを着たジェームズの写真には、首にくっきりと赤い紐跡が残っており、痛々しく見える。

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