インテリジェントな非難が炸裂

アシュトン・カッチャー、浮気報道にガチギレ! Twitterでビジネスマンらしく辛辣に反論

2017/07/12 19:17

非難の仕方もデキるビジネスマンらしく

 浮気疑惑をスクープ報道したのは米タブロイド紙「Star」で、最新号に「火急の問題!」「ヘイ、アシュトン! その女の子は誰!?」という大きな見出しの記事を掲載。若いブルネットの美女と高級車から降り、プライベート・ジェット機に乗り込むパパラッチ写真と一緒に「6月26日にLAで撮影されたもの」「プライベート・ジェット機」「ミラに隠れて謎の美女とランデブー」など、いかにもアシュトンが浮気しているかのように書き立てた。

 この報道にファンは「またアシュトンの浮気癖が出たのか」と落胆。ミラと結婚した直後、米大手タブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」が「もしアシュトンが浮気をしたら、ミラに2500万ドルを支払う」という婚前契約を結んだと報じたこともあり、「多額の慰謝料を払って離婚か」「子どもが2人もいるから養育費もたくさんむしり取られそう」と心配されていた。

 しかし、今回の浮気疑惑報道にアシュトンはすぐさまツイッターで反論。「俺がいとこと出かけたことで、ミラがどれほど悲しみ怒ったのかを取材すべきだったね。ごめんね、ジョディおばさん。こういう雑誌はインテグリティに欠けてるよね」と、問題の記事を撮影した写真とともにツイートしたのだ。

 「インテグリティ」とは、ビジネスの世界でよく使われる「仕事だけでなく、自分自身、社会に対してきちんと向き合い、嘘偽りなく真面目に取り組む」というニュアンスの言葉。ネット上では「『インテグリティに欠けている』と非難するなんて、さすが敏腕投資家のアシュトン」だと感心する声が上がった。

 アシュトンは今年4月に「社会のお手本となる人格者」に贈られるキャラクター・アワードの受賞スピーチで、「5年ほど前に“不倫男”とゴシップ誌に書きまくられたような男が、キャラクター・アワードを受賞するのは初めてなのではないでしょうか」と皮肉り、浮気報道にうんざりしていたことを明かしたばかり。そんなタイミングでの今回の浮気報道に、ムカつきを抑えきれなかったのだろう。
 
 彼は思いつめやすい性格の持ち主としても知られている。母子家庭出身の上、脳性麻痺の双子の弟は心臓移植手術などが必要だったため、生活は非常に苦しく、献血して金を稼いだり、高校時代に学校の金を盗もうとして逮捕・起訴され3年間の保護観察処分を受けるなど、暗い過去を持っている。今も昔も家族をとても大切にしており、弟に自分の健康な心臓をあげたいがために自殺しようかと考えたこともあると明かしているほど、家族思いだ。

『ザット’70sショー』放送開始当時ミラはまだ14歳で、19歳だったアシュトンはずっと兄のように彼女を守ってきた。その気持ちは交際を始めてから一層大きくなり、2年前にミラがウクライナ人歌手から「小学生だったミラに、大事にしていたニワトリを盗まれた」と訴えられた際には、自身が投資する「ミーアキャット」という動画アプリにその歌手を激しく批判する動画を投稿。「そんなにキレなくてもいいのに」というくらい大声でディスりまくり、大きな話題を集めた。今回の浮気報道に対する反論も、「これまでも、これからもミラのことを大事にし、守り続けていく」意思表明だとも見られている。

 また、先月には深夜のトーク番組で「うちの娘はロシア語、スペイン語、英語の3カ国語が話せる」と親バカを炸裂。「ファミリーマンになったアシュトンが浮気するわけない」「もう浮気などせず、このまま落ち着くだろう」とする声も上がっている。

 だがその一方で、14年に英大手タブロイド紙「The Sun」が、ミラと付き合い始めた頃のアシュトンとセックスしたという21歳の女性の証言を掲載したことを引き合いに出し、「今回はいとこだったけど、今後浮気する可能性は低くない」と見る人は多い。

 アシュトンは、6月10日に「仕事場での男女平等」をテーマとしたフェイスブックのライブチャットで司会を務めるにあたり、事前に世界最大級のビジネス特化型SNS「Linkendln」で、この議題に関する意見を求めて「職場恋愛のルールは? いちゃつくのはどこまでOK?」などと投稿。「男女平等な職場づくりを語るのに、なんで職場恋愛が出てくるの? 女をバカにしてるの?」と批判が殺到、女性から敵視されつつあった。浮気疑惑を払拭したことで少しはイメージを回復したものと思われるが、今回の騒動で「そういえば浮気男だったよね」と思い出した人も少なくなく、当分、世間から白い目で見られるだろうと懸念されている。

最終更新:2017/07/12 19:18
スティーブ・ジョブズ(字幕版)
そういう意味でもジョブスは適役だったの?
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