昔はテレクラ、今はLINE SEX・エロイプ! 流行のバーチャルセックスはこう楽しむ

2017/07/11 20:00

◎懐かしいテレクラブーム
先月、新宿・歌舞伎町に残る「最後の1店舗」だったテレクラが閉店しました。1980年代後半から1990年代前半までに流行ったテレクラ。電話を介して異性と会話を楽しんだり、実際に会う約束を取り付ける人たちもいました。かつては路上に設置された電話ボックス前を通ると、テレクラのチラシで溢れていましたねぇ~。

今や“出会い系”もネット上の掲示板やスマホのアプリが主流になっているので、まだ新宿にこんな店舗が存在していたことに驚きました。受話器を通して声だけのやりとりで約束を取り付けるなんて、とてもリスクの高い行為ですよね(ネットでもリスクが高いことに変わりはないですが)。

◎テレクラが火付け役になったテレフォンセックス
テレクラと同じ年代、電話越しに指示や命令をして聴覚と想像力でお互いにオナニーをする「テレフォンセックス」(電話エッチ、テレセとも呼ぶらしい)もブームになっていました。電話が広く普及したんですよね。

最初は遠距離恋愛中のカップルや単身赴任中の夫婦が楽しんでいた「テレセ」ですが、見ず知らずの相手と電話越しのバーチャルセックスを楽しむ人が増えたのは、テレクラが火付け役となったと言われています。

私は現在30代、テレクラを利用していた世代ではありませんが、「テレクラ」や「テレフォンセックス」というワード自体には妙な懐かしさを覚えます。平成、って感じ。ちなみに現在でもスマホでテレフォンセックス相手を探せる専門サイトがあったりするので、今でも電話越しの遊びにも一定のファンがいるんだなぁ。

◎テレフォンセックスの進化形が「LINE SEX」

さて、スマホ利用者ならほとんど活用しているであろう無料アプリ「LINE」。今、LINEを利用してバーチャルセックス「LINE SEX」を楽しんでいるカップルもいるようです。

声だけで興奮していたテレフォンセックスとの大きな違いは、相手の姿を見て楽しめる、ということ。つまりLINEのビデオ通話を活用するのです。顔が見えて声が聞こえる……声だけで楽しむのではなく、視覚的興奮も満たしてくれるのでしょう。1度LINE SEXをしてみたら、想像以上に興奮してクセになった、というカップルもいるようです。

今のカップルがLINE SEXを選ぶ1番の理由は「無料だから」。バーチャルセックスを楽しんだあと、お互いに寝落ちしてしまう人もいるようですが、「電話代(通話料)を気にしなくていい」ということで気軽に試してみるカップルもいるのかもしれません。

個人的には、寝落ちしてしまったために莫大な電話代の請求がキター! なんていうのも、反省になったり、「あの時の電話越しのセックスだ……」と思い出して興奮するのも学びになる気はするんですけども。

◎危険なのに人気。パソコン越しのセックス「エロイプ」

パソコン利用者ならお馴染み「スカイプ」。世界中どこにいる相手とでも通話料無料でビデオ通話や音声通話が可能なソフトウェアです。

LINEだけでなく、スカイプを使って相互オナニーなどエロいことをする「エロイプ」を楽しむ人も多いようです。

しかし信頼しているカップル同士で楽しむのではなく、エロ掲示板や出会い系サイトなどで知り合った見ず知らずの相手とのエロイプは、高いリスクを伴うということを知っておいてください。

というのも、1台のスマホにひとつのアカウントしか所持できないLINEとは違い、スカイプでは簡単にアカウントをいくつでも作れます。性別すら偽ることが簡単なんです。匿名性が高すぎるゆえに、悪いことを企む人には最適な遊び道具と化します。相手が女性だと思って喜んでビデオ通話をはじめたら、ネット配信で自分の顔を晒された挙句、相手は女性でもなく、人を騙して高笑いをする男性だった……なんていう事態も発生しているので、充分に注意が必要です。

◎リベンジポルノの危険性
LINE SEXもエロイプも、「私がバーチャルセックスを楽しむ相手は、彼氏だから大丈夫♪」と思っている方もいるでしょう。しかし! LINEもスカイプも、もしも勝手にビデオ通話が録画されていたら? 別れたあとに流出する可能性、ネットで拡散される可能性はゼロではありません。付き合っているときはラブラブで信頼関係を築いていても、別れた時に人が変わってしまう相手もいます。逆恨みされていることだってあります。

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カップルのコミュニケーション方法は色々な形があっていいと思いますし、ビデオ通話でバーチャルセックスを楽しむのだって納得して利用しているのであれば、アリだと思います。が、彼にセクシーな写真を送ってほしいと頼まれたり、セックス中のハメ撮りなど、少しでも気が引けることを依頼されたら、雰囲気に流されて承諾するのではなく、冷静に判断することを忘れないようにしましょう。

(大根 蘭)

最終更新:2017/07/11 20:00
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