『THE!鉄腕!DASH!!』レビュー

『鉄腕!DASH!!』城島茂、和紙の「違い」を秒で見抜く! “茂ちゃん人形”は非難の的に?

2017/07/10 16:57

 レギュラーを務めるTOKIOの中でも、城島茂の活躍なくして成立しない『THE!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)。もはや彼の「冠番組」と化しているこの番組から、国民的中年アイドル・茂の動向をお伝えします!

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『THE!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)公式サイトより

■視聴率:14.8%(7月9日放送回、ビデオリサーチ調べ・関東地区)

 土壌の質を言い当て、スイカやさくらんぼの糖度を言い当て、野菜を収穫する手際の良さを農家から「出荷できるレベル」と褒められる。さらにはショベルカーやクレーンの操縦免許も持つなど万能すぎる茂が、この日、あることがうまくいかずに悔しがった。

◎工程の違いに“秒”で気づくアイドル
 今回の企画は、地元の伝統産業をPRする「DASHご当地PR課」。岐阜県美濃市で1300年の歴史を誇る「美濃和紙」を使って、ゴムで飛ばすプロペラ式の巨大紙飛行機作りに挑戦することに。

 まずは美濃和紙を学ぼうということで、職人に製作工程を見せてもらう。この和紙の良さは、薄くても繊維が複雑に絡み合い、強度があるという点。その秘密は紙漉きのとき使う「ケタ」の使い方にある。ケタとは、繊維を溶かした液をすくいあげ、ムラがないように両手で持って揺らす道具だが、通常は縦にしか揺らさないところ、美濃和紙は横にも揺らすのである。

 もちろん、この「横揺り」作業は茂と今回の相棒・松岡昌宏にとって初めて見る光景だ。地元の職人が「横揺り」した瞬間、「あ、横に揺らしてる」と即座に気づいた茂。そのタイムはおそらく0コンマレベル。やはり、紙漉き歴10年の彼らだからこそわかる“違い”であろう。

 早速、茂も「横揺り」に初挑戦。しかし、これが思った以上にうまくいかないのだ。縦揺りしていたときとはまったく要領が違い、ムラができてしまう。しかも普段はそこまで気にならなかったケタの重量・10キロも腕にくる。茂は「悔しいなぁ」と残念がり、「なまじっかできるから悔しいんでしょ」と松岡がフォローするも、顔は晴れなかった。

◎「茂ちゃん人形」がライドオン
 そんな和紙作りを学んだ後は、いざ巨大化にとりかかる。翼の長さは通常40センチだが、今回はこれを10倍の「4メートル」に。そして飛距離の目標も高く設定。40センチの翼だと飛距離は70メートル。しかし、飛行機自体の体積が1500倍となることから、飛距離も1500倍の10キロを目指そうというのだ。

 地元の専門家や職人の協力のもと、ようやく紙飛行機が完成。あとは大空高く舞い、飛距離をどこまで伸ばせるか見守るだけという段階になって、茂がある人形を持ち出してきた。

 それは、自分を似せて作ったミニチュア人形。小型カメラもちゃっかり着けてある。きっちり“ほうれい”線も刻まれ、黒いパイロットスーツとサングラス姿は、まさに映画『トップガン』のトム・クルーズばり。これを紙飛行機に乗せてほしいというのだ。しぶしぶ周囲も承諾し、機体に取り付け、いざテイクオフ!

 だが、順調そうに飛び出したものの、途中でプロペラの回転が止まり、そのままバランスを崩して林の中へ急降下。飛距離10キロを目標にしていたが、実際はわずか300メートル。おそらく「茂ちゃん人形」の重さが原因で、重心を失ったものと思われる。

 街中に飛んできたときのために巨大な網を持っていた市の職員と、飛行機を迎えるためにスタンバイしていた地元のゆるキャラ「うだつくん」が帰る後ろ姿も悲しい、今回の『DASH』であった。

◎今日の松岡ヒトコト
・「こんな翼があったらなあ」
 今週は相棒の松岡の言葉から。4メートルの翼が完成したときに放った一言

・「これはちょっともうセクスイーですね」
 美濃和紙の向こうを見通せるほどの薄さを見たときの一言

最終更新:2017/07/10 16:57

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