血管力チェックリスト付き

「顔にできたデカいシミ」の原因は、血管の衰え!? 若見えに効果的な「大豆食品」の摂り方

2017/07/16 16:00

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 「ピンピンコロリ」を願っても、なかなかうまくいかないのが人の常。厚生労働省が発表した死因別死亡数でトップ3を占めるのは、悪性新物質(がん)、心疾患、脳血管疾患で、年間10万人もの人が亡くなる突然死も含まれ、これらは全て「血管障害」によって引き起こされるそう。このような症状で寿命を縮めないためには、血液を正常に循環する血管の機能である“血管力”を高めることが大事だといいます。

 ただ、正直「血管の衰えに悩むのは、50~60代からでしょ?」「私には、まだまだ早い話」と思っている人も少なくないのではないでしょうか。しかしこの血管力、実は健康面だけでなく、「女性の“見た目”の老化スピードにも、大きく関わっています」と、池谷医院の医院長・池谷敏郎先生は言うのだから、聞き捨てなりません。今回は、池谷先生が登壇した「女性の老化速度は血管力の差」の講義をレポートします。

■若見えのポイントは毛細血管にアリ

 全身に血液を運ぶ血管は、大動脈から枝分かれしてどんどん細くなり、最終的に毛細血管へつながっているのは、誰もが知る話ですが、毛細血管自体は収縮や拡張をせず、毛細血管につながる“細小動脈”の収縮・拡張によって血流や血圧が調節されているとのこと。そのため、毛細血管へより多くの血液を送り込むには、血管がしなやかで、内壁は滑らかな“血管力の高い動脈”であることが重要になります。

 「血管力が高いか低いかで毛細血管へ送られる血液量が変わるので、細胞に届く栄養量も変わってきます。なので、血管力は生死に関わる病気だけでなく、肌質や見た目にも影響してくるんですよ。どんなに美容にいいものを食べても、肌の細胞まで届かなければ効果は得られませんからね」と、池谷先生。

 実際に24~59歳までの20名の女性を対象に“見た目年齢”を評価したところ、血管力が低下して動脈硬化を起こしている女性ほど、実年齢以上に歳を取って見えたとのこと。また、動脈硬化の度合いが強い人ほど、顔にできたシミの面積が広いという結果もあるそうです(※愛媛大学抗加齢・予防医療センターデータ)。

「血管力が高い人ほど肌細胞へ十分な栄養が届くので、見た目は若く、シミも少なくなるということです。検証はしていませんが、恐らくしわやたるみにも関係していると思います」(池谷先生)

 なお、自身の血管力を知るには、病院で“血管年齢”や“頸動脈エコー法”などの検査を受けて測定することもできますが、生活習慣からある程度の血管力をチェックすることもできるそう。次の表で、リスク度の合計が0~2であれば正常な血管力、3~5なら血管力低下の恐れ、6以上だと血管力が低下している可能性が高いとのことです。

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