子供ができたら不倫癖は治る? 不倫をやめさせるための妊活トピに漂う虚しさ

2017/06/11 20:00

6月2日発売の「フライデー」(講談社)が仲間由紀恵(37)の夫であり俳優の田中哲司(51)の不倫を報じた。2014年に結婚した二人は子供を授かるための妊活中だったが、田中は5年以上前に知り合った自身の担当美容師と逢瀬を重ねていたというのである。

さらに6月8日発売の「女性セブン」(小学館)、「週刊文春」(文藝春秋)によれば、妊活のために仲間は仕事をセーブし、病院にも通う生活を続けていた。しかし夫婦の足並みは揃っていなかったようで、排卵日の前から夫婦ともにアルコールは控えるよう医師に言われていたにもかかわらず、田中は役者仲間と飲み歩き、酔い潰れて帰宅することもあったという。夫と妻それぞれの結婚や子育てに関する価値観の相違も見て取れるが、小町にも夫の不倫に悩む妻からの相談は多い。相談者は、不倫を断ち切らせるための希望として妊活を続けていた。

◎「夫の不倫をやめさせるための妊活」
 トピ主(40代前半・女性)は結婚して9年になる夫(30代後半)がいる。夫が不倫していることに気づいたのは4年前、不倫相手はトピ主よりかなり年上だったこともあり、驚き、そしてショックを受けた。不倫相手とも会ったものの、夫は不倫をやめるつもりはないらしく、問いつめても黙り込んでしまうのだという。しかも、不倫相手とはトピ主との結婚前から続いているようで、結婚前からずっと自分が夫の不倫に気いてなかったことにも相当なショックを受け、トピ主もかなり荒れた。しかし「色々と考えて、離婚しないで再構築することを選択しました」という。そして妊活を始めた。

「不倫が発覚してから、相手に勝つと言ったら言葉はよくないですが、どうすれば再構築できるかと考え、子供がいれば夫も変わるのではと思い、妊活をしてきました。

夫は、子供は欲しくないと言っていましたが、不倫をしている後ろめたさからか、あまり反対もしませんでした。

妊娠の可能性は100%ないと言われたこともありましたが、病院をあちこち探して、何年も1人でつらい妊活を続けた結果、ついに授かりました。

夫とは不倫発覚以来ほとんど夜の生活もなく、寝るのも別々になってしまいましたが、それでも赤ちゃんを授かったのは夫との再構築に向けての第一歩と思っています。

夫は相変わらず休みの日も外出が多く、平日も帰りが遅いのですが、どこに行っているのか詳しくは知りたくないのであまり聞かないようにしています。

私も夫が家でごはんを食べる日にはお料理もネットを見てがんばって作っています。

赤ちゃんが無事産まれて、実際に自分の子供を見たら、子供は嫌いと言っていた夫の気持ちも変わってくれるでしょうか」

 という相談だ。トピ主は、夫が変わってくれると信じて妊活を続けてきたらしい。

 お互い愛情があって、というわけではなく、夫の気持ちをつなぎとめるためだけに妊娠をするという行為について、コメントでは批判が集まった。

「自分のしたことの愚かさがわかっていますか? 自分の子供を道具にするような人間が、愛されると思いますか?」

「おそろしいことしますね? 子供が産まれても夫の不倫は続きますよ?」

「命を引き替えに旦那の気持ちを操作しようとしている ひどい表現かもしれませんが主さんは今そういう状況です」

「子供が居ても不倫してる人なんて沢山居るじゃない? 子供が出来てもしかしたら可愛さに一時は変わるかも知れないけど、またほとぼりが覚めたら不倫するんじゃない?」

 ごもっともである。

「そもそも論で申し訳ありませんが

 >子供がいれば夫も変わるのではと思い、妊活をしてきました。

 という仮説自体、無理があると思います。

 大体、夫の心を引き止めるために子供をもうけること自体がおかしいでしょうよ。お子さんはあなたの結婚を守るための道具ですか? 将来、お子さんにそのことを、胸を張って説明できますか?

 あなたがすべきだったのは 不倫した夫の心を引き止めるために子供をもうけることではなく 不倫した夫の心が引き止められない、と判断した時点で離婚することでした」

 確かになぁ。でもトピ主は夫のことが好きで、諦めきれなかったのかもしれない。一方で、理解を示すコメントも、少ないが、あった。

「変わるか変わらないはわかりませんが 子供を産んでおいたほうが離婚しにくくなるのは確かだと思います。

結局、世界一好きなのは自分の子供、その次に不倫相手、その次にあなた ということになるので、あなたが越えられなかった壁をお子さんが越えてくれる可能性はあります。虚しいかもしれませんが、それしか方法がないんですよね」

 そうかなあ、夫の好きランキング頂点に「子供」がくるかなあ? また、生まれてくる子供がトピ主の心を変えるかもしれないという興味深いコメントもある。

「再構築の為に子供を利用するという思考については 賛同できないし憐憫の思いもありますが お子さんは、あなたにとって人生の希望となるでしょうから ご主人が傍にいなくても、そのうち気にならなくなって来ますよ」

 さらには義母を味方につけろというアドバイスも見られた。

「お家が広いなら義母さんに来てもらって味方につけましょう。かわいい孫を見たら夜遅く帰ってきたり休日に出かける御主人を説教してくれると思いますよ。別れたら孫には会えなくなるんですから。

あなたからはご主人が嫌がるようなことは言わず義母さんに言って貰うのです。

義母さんとうまくいっているならその女性のことを相談しても良いのでは?

(不倫相手が)年上の女性なら子供は産めないでしょうからその点でもあなたのほうが有利です。

浮気をされて腹が立っているというより悲しいという表現をすること。何と言っても義母さんにとっては可愛い息子ですから下手にね」

 この『義母を味方に』作戦はアリかもしれない。

 もうひとつ、そもそも「トピ主よりも前から不倫相手との関係が続いていたのになぜ夫は不倫相手と結婚しなかったのか」という疑問を呈するコメントが複数書き込まれていたが、それにはトピ主は答えないままだ。トピ主レスはひとつだけ。

「愛情でつながることも重要かもしれませんが、子供を持つことで家族になれると思いました。

夫は人とのつながりを長い間大事にしてる人です。

子供ができれば、夫はつながりを大事にする人だと思います。

家族になれば、別れることもないと思います。

私には優しい夫です。怒ることもほとんどありません。時々朝帰りもしますが、不倫相手といるとは限らないと思います。夫も離婚するとは言わないし、私も離婚するつもりはありません。今さら他の女性に夫を渡したくありません」

 つながりを求め、子供をもうけるために妊活を継続するか、それとも別れを選択するか。仲間の妊活報道が本当なら、今後も気がかりである。

(ブログウォッチャー京子)

最終更新:2017/06/11 20:00
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