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テレビ業界人が告発! クイズ番組NG、食べ歩きNG……「企画NG」タレントとは?

2017/03/12 15:00
matuokasuzo00-main
修造への風当たり、最近強めだね

 芸能界には「共演NGタレント」なるものが存在するらしい。「らしい」というのは、テレビ業界でも“伝聞”という形で伝わってくるため、所属事務所に直接確認しない限りは「本当かどうかわからない」からだという。

「ただ、元TBSアナウンサーの田中みな実は、2011年、ある番組でマツコ・デラックスと共演した後、共演NGをマツコ側へ正式に通達し、マツコも同年放送の『有田とマツコと男と女』(TBS系)でその内情を明かしていました。また、アンジャッシュ・渡部建は元日本テレビアナウンサーの脊山麻理子との共演NGを公言しています。しかしその後、『7時にあいましょう』(TBS系)の『気まずい相手と対面SP』で顔を合わせて遺恨を互いにぶつけあっています。こうしてタレントが公言する例もあるものの、一般的に“共演NG”は『この人と一緒に出したらマズいんじゃないか』という業界側の配慮や自主規制が働いているケースが多いです」(業界関係者)

 また「NG」というわけではないが、例えば劇団ひとりと大沢あかね、藤本美貴と庄司智治といったタレント夫婦が共演をしないのは、「安売り」しているとみられたくないため。ただ、CMなど大きな仕事の場合は例外だそうで、「一時期、薬丸裕英とその妻である元アイドルの石川秀美が夫婦でCMに出演したときは、今まで番組企画で夫婦での出演をオファーしてきたスタッフが『バラエティはダメで、CMはいいのか』と不満を口にしていました」(テレビ制作スタッフ)とのことだ。

 また、太川陽介と蛭子能収といった番組(テレビ東京『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』)限定コンビは他番組では絡めないという。だが現在、2人は同番組を卒業しているだけに、今後テレビ東京以外でも顔を合わせる機会が見られるかもしれない。

 だが業界には、明らかに存在する「NG項目」があるという。それが「企画NG」。事務所に打診したとき、「その企画は、うちのタレントにやらせていない」と、はっきり言われるのだという。

「松岡修造は食べ歩きNGといわれています。これは自らレポーターを務める『くいしん坊!万才』(フジテレビ系)に配慮してのこと。ただ、番組内容もさることながら、スポンサーである『キッコーマン』からの通告なのか、松岡本人の意向なのかは定かではありませんが、そうした食品など、競合商品の取り扱いに関してはどのタレント、どの番組も慎重です」(テレビ編成マン) 

 また、トーク番組NGという人も存在する。

「プライベートトークがNGという役者はたくさんいます。薬師丸ひろ子や広末涼子などは、ほとんどトーク番組に出ない。もし、出たとしても、細かい生い立ちを語りたがりません。ただ、ドラマの劇場版やテレビ局協賛の映画に出演した場合、時期に合わせて、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)などにシレッと出たりして、他番組スタッフをガッカリさせることがあります」(前出・制作スタッフ)

 またクイズ番組NGというタレントもいるのだという。

「志村けんは以前冠ラジオ番組(TBSラジオ『志村けんの夜の虫』)でも語っていましたが、クイズ番組には出ません。それはタレントが知力を競っても笑いが取れないという彼の考えもあるでしょう」(プロダクション関係者)

 変わったところでは、絶叫系のアトラクションNGというタレントもいる。「おぎやはぎの矢作兼、南海キャンディーズの山里亮太、高橋ジョージなんかは絶叫マシーンNGだったりします」(前出・編成マン)。また、ロンドンブーツ1号2号の田村淳は心霊ロケNG、という話も聞かれた。

最もわかりやすいところだと「家族NG」がある。これは、辻希美や優木まおみといったママタレントに多いという。

「子どもが生まれたばかりのときはよかったのですが、少し大きくなって幼稚園に上がり始めると露出を避けることが多く、決まってバックショットになっていきます。ただタレントの知名度によっては、『あのランクで気にしているのか』とスタッフから反感を買われることも多いですよ」(同)

 さまざまな企画が生まれ出るテレビ番組だけに、なにかとNG項目の多いタレントは局から見限られないよう、少し緩めた方がいいのかも?
(後藤港)

最終更新:2017/03/12 15:00
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