[女性誌速攻レビュー]「nina’s」3月号

「nina’s」に“北欧流の子育てをするママ”が登場! うっとりと「のびのび子育て」を語る

2017/03/06 21:00
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「nina’s」2017年3月号(祥伝社)

 2カ月に1度やってくるママたちのオシャレ確定申告、「nina’s」(祥伝社)のお時間です。特集は「家族が笑顔になるおうちづくり」。「nina’s」では定番の“オシャレは家から”企画。今号も自然あふれる広い庭、古民家リノベーション、パパのお手製ブランコ、標準装備の落書き用黒板など、期待を裏切らないお宅が大集合。なにより素晴らしいのが、それぞれの家につけられたキャッチフレーズで「築50年の鎌倉古民家を再生。家族の笑顔で命を吹き込む」「前オーナーの思い出も継いだ、英国風な葉山のリノベハウス」「森の中に建てた、DIY好きパパの遊びが詰まった木の家」……。しみじみ思いました。オシャレ民、葉山と鎌倉に吸い寄せられすぎ。オシャレパパ、家づくりで遊び心発動させすぎ。

<トピックス>

◎特集 家族が笑顔になるおうちづくり
◎のびのび賢く育つ「北欧の子育て」って?
◎車でおでかけday スナップ

■「北欧」と「nina’s」の危険なコラボ

 他人である前オーナーの思い出を引き継ぐのはかなり勇気がいることだと思うのですが、特集のキャッチフレーズは「素敵な家にはストーリーがある!」。「nina’s」では高いブランド物より、祖母、母と受け継がれたアンティークのワンピースにこそ価値がある。「前オーナーの思い出」が「念」に思えて「なんか怖ぇ~」などとのたまう輩(※筆者)に、オシャレな家を語る資格はありません。

 さて、家づくり特集でもオシャレママパパたちの口からしばし語られる、「子どもをのびのびと育てたい」という思い。「nina’s」お家特集名物・大人が先回りして作る「子どもの秘密基地」もその思いが結晶化したものでしょう。そんな「nina’s」読者が大好きな「のびのび」を冠するページが、「のびのび賢く育つ『北欧の子育て』って?」。「のびのび」に加えて、個性派オシャレママたちの昇天ワード「北欧」が入ってるんだから奥様、どうかご覚悟を。

 「実際に北欧で子育てされている方や、北欧人と結婚されご家庭に北欧流の子育て術を取り入れている方の生の声」と「専門家のお話」で構成されているこの企画。「平日の朝食は夫が担当。夕食はほぼ私が作りますが、夫は食事の片付けや皿を洗浄機に入れたり子どもをお風呂に入れて、ベッドで絵本を読んだりしてくれます」「休日は夫がいつもより豪華な朝食を用意してくれ、掃除機もかけてくれます」「スウェーデンはほとんどの家庭が共働きなので、『主婦』という言葉がありません。男性も家事や育児をするのが当然なので、『イクメン』という概念もあり得ないです。『育児を手伝う』って日本独特な言い方だと思いますね(笑)」……事実をありのままに、しかしどこかうっとりと勝ち組の風を漂わせながら語るジャパニーズママin北欧。

nina's(ニナーズ) 2017年 03 月号 [雑誌]
女性誌はそろそろ「四駆」と「SUV」を分けた方がいいぞ
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