米ではおなじみのおじさんたちのイチャイチャ

「マジで間抜けな奴」! アカデミー賞でも、ジミー・キンメルのマット・デイモンいじりが炸裂

2017/03/01 20:58

■マットがしゃべり始めると音楽が……

 コント映像が終わると、ステージの奥から脚本賞のプレゼンターとしてマットが、親友のベン・アフレックと共に登場。「脚本賞のプレゼンターをご紹介いたします。2度アカデミー賞を受賞されているベン・アフレックと同伴者です」と紹介され、会場は再び盛り上がる。マイクの前に立ったマットは、「“同伴者です”って? マジかよ」と苦々しい顔。ベンはポーカーフェイスで「そうだよ。ほか1名ってやつだよ」と説明。

 そして、2人は脚本賞のプレゼンテーションを始めるのだが、マットがしゃべりだすと舞台下のオーケストラが演奏をかぶせてくるというハプニングが起こる。ベンがしゃべるとピタっと止まるのだが、マットがしゃべりだすと大音量で演奏が始まり、さすがのマットも「冗談だろ? 待ってくれよ、なんだよこの音楽? みんなの前で大恥かかせるのかよ!」と叫び、カメラは舞台下でオーケストラの指揮を執るジミーの姿を映し出す。

 ほかにもジミーがマットにガンを飛ばしたり、マットのイスだけ壊れているように見せたり、ジミーvsマットのバトルはセレブをもファンをも楽しませた。

 今回の授賞式だが、最後は、前代未聞の誤発表で、ステージは大混乱となった。司会者であるジミーは必死にギャグを飛ばして場を和ませようとしたが、気まずい空気を消すことはできず。それまで軽快なトークで式を順調に進行させていたため、ネット上では「マットの怨念が引き起こしたんじゃないか」「マットの呪いだ」とネタにされるほどだった。

 今回の授賞式だけ見るとマットの敗色が濃厚だったが、実はこれで「引き分け」。昨年9月に開催されたエミー賞では、最優秀トーク番組賞の受賞を逃してしまったジミーの前に、マットはリンゴを丸ごとむしゃむしゃ食べながらやって来て「えっ、もう(トーク番組賞)発表しちゃったの? おまえ、賞獲れたの?」「あっ、ごめんね。屈辱的だよねぇ。負けたのに、(賞の司会者として)最後まで、ずっとステージに立ってなきゃいけないんだし。さっさと家に帰って大泣きしたいだろうにねぇ」と容赦ない攻撃。観客に向かって「みなさん、負け犬に拍手を! 彼は素晴らしい負け犬なんです! 彼ほど素晴らしい負け犬がいるでしょうか!」と、ジミーの気持ちをどん底に落としていたのだ。

 ちなみにこの一連のビーフ、完全なるヤラセであり、ファンはそのことを知りながらも楽しんでいる。ジミーが「マット・デイモンに登場してもらう時間はなくなってしまいました」と言いだしたのは、たまたまその夜の番組内容がひどく、プロデューサーを笑わすために口から出たものだったと、彼自身が告白しているのだ。ユーモアセンスのあるマットはノリノリで、偽ビーフを演出。マットの素晴らしい演技力のおかげで、ジミーと敵対していると信じている人も実に多いのだ。

 今後も、延々と続くであろう、ジミーとマットのディスり合い。「次はマットの番。どんな反撃をするのか、待ちきれない!」という声が早くもあちこちで上がっている。

最終更新:2017/03/01 20:58
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