石川敏男の芸能デスクレポート

ASKA、執行猶予中にテレビ出演! 逮捕タレントに寛容になる“視聴率優先”主義の業界

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『SUPER BEST II』/ヤマハミュージックコミュニケーションズ

 歌手のASKA(58)が、警視庁に覚醒剤取締法違反(使用)で逮捕されたのは、昨年の11月だった。その直前、ASKAはブログに「先日、僕の方から被害届けを出したのです。被害の内容は、想像して下さい。すると、逆に疑われてしまいまして、尿検査をうけました。何の、問題もありません。ずべて、フライングのニュースです」とつづっていたが、自宅前に集った100人を超す報道陣の前で、任意同行、そして逮捕。尿検査から覚醒剤反応があったというのが理由だった。

 しかし、ASKAがブログに「もし、科研が調べたのであれば、無実は証明されているはずです。尿から、覚せい剤反応が出るわけなんてことは、あるわけがないのですから」とつづっていたように、ASKAの「あれは、尿じゃなくお茶だった」という供述で、不起訴、釈放されることになる。あの再逮捕騒動はなんだったのか、警察のミスだったのか……ASKAには気の毒な拘留期間だった。

 釈放された彼は、生まれ故郷・福岡に帰ってアルバム作りに精を出し、そして完成させた。発売は2月22日だという。ブログで、「アルバムを発表することは、僕自身が歌手であるという気持ち、情熱を維持するためです。今回、すべてを受け入れてくれ、また理解して下さった番組に出演させてもらうことになりました。2月半ばの出演です。フルサイズで『FUKUOKA』をやらせていただきます。地方局での出演ですが、僕の一歩には相応しいのだと思っています」と報告していた。

 彼が覚醒剤取締法違反(所持・使用)で逮捕されたのは2014年で、その年の9月に、懲役3年、執行猶予4年という判決が出た。そう、ASKAはまだ執行猶予中の身なのだ。最近はテレビ局も甘くなったのか、覚醒剤で逮捕された元プロ野球選手・清原和博(49)も、執行猶予中にテレビ出演している。

 今まで、過去の芸能人・有名人の本格復帰は、執行猶予明けと定義づけられていた。同じように覚醒剤で逮捕された歌手・酒井法子(46)は、執行猶予が明けた翌日に舞台出演の記者会見を開いていたし、執行猶予が明けた感想を「マンモス、うれピー」と言ったことで、またまた不評を買っていたと記憶する。

 そんな暗黙の了解があったにもかかわらず、ASKAが新曲発売のためにテレビ出演することは許されるのだろうか。彼が、個人レーベルでアルバムを発売することも、キャンペーン活動をすることも問題はない。新曲を待っているファンだって大勢いるはずだ。だが、だからと言って、テレビで新曲を歌うこととは違うのではないだろうか。地方局だから許されるということでもないと思う。

 2月17日には、再逮捕から不起訴までの騒動を綴ったASKAの著書『700番 第二巻 第三巻』(扶桑社)が発売されるといい、それは問題ないと思うのだが、やはりテレビに出るのはいかがなものか。私は、“視聴率”と言う大義で、テレビ局の番組制作者のモラルがなくなってしまったと感じるのだが……。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。

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しぃちゃん

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