[おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち]

風俗デビューは巨乳&でぶ専門のデリヘルだった。「おちぶれアラフォー風俗嬢」の履歴書

2017/02/12 19:00

◎20代・自己破産→30代・親と絶縁、体内年齢は51歳
 そして20代に突入。20歳で腎臓に先天性の病気が見つかり、手術すること二度。30歳目前にして、赤ちゃんの頭大の子宮筋腫と子宮頸がんの異形成が同時に見つかる。子宮筋腫は摘出し、子宮頸がんはいまだに要経過観察状態。人にも騙されやすく、不運がいろいろ重なり、たったの百数十万で自己破産。

 何をやってもダメダメな20代。必死にやって生きているつもりでも、もがけばもがくほど蟻地獄。変わったのは仕事と男だけ。職を転々とすること約30回。男に関しては、初恋からやり逃げされそうになり、DV、酒乱、女好きのヤリチン、身分偽称、ヒモ堕落したフランス人、前科者でドラッグの売人だったり、詐欺で稼いでたりとまぁ絵に描いたような男運のなさ。

 なんでうまくいかないの? なんで私だけ? なんていう被害妄想。人のせいだと逃げる癖が抜けないからか。それが幸せになれない原因なのか? 常に負のオーラが全開なのか? これも引き寄せの法則?

 さらに30代。健康診断では肝臓はフォアグラぎみで、中性脂肪にコレステロールが引っかかる。体内年齢は51歳。手に職を付けたいと、働きやすかった会社を辞めて専門学校に通うが馴染めず、ここでもいじめられたりで中退する。

 自己破産しているくせに、救いようのないバカな私は、学生ローンを二度借り、借金地獄に再び陥る。そして、パラサイトしていた実家をとうとう追い出される。原因は母親との確執。お互いブチ切れ、私が母の首を絞めかけてしまい、以来、絶縁状態だ。貯金もない、学生ローンを抱え、月収20万にも満たない生活の中、放置していた住民税滞納で給与を差し押さえられ首が回らなくなり、徐々に頭がおかしくなる。

 昼は派遣社員、夜は飲食バイトで掛け持ち、その合間にあわよくば一攫千金と、ネットビジネスの勉強をし、それでも現金が間に合わない時は実家に忍び込み、母のブランドバッグを勝手に持ち出してはリサイクルショップで現金に換えていた。そんな生活を送って4カ月、とうとう何かがぷつっと切れた。朝、ベッドから起き上がれない。そして欠勤して3週間が過ぎた頃、会社をクビになった。とにかく自分がおかしいことはわかっているけれど、どうしていいのかわからない。そこで初めての心療内科。先生のお陰で、徐々に人生をやり直し始めることができた。でも、心身ともに働くこともできない状態で、病院に行くお金がなくなる。薬ももらえなくなる。会社をクビになったばかりで、昼職に復帰する自信はない。

 20代で長く働いた水商売に戻るのもよかったが、かなり太ったので無理だろうと思った。太ってもいたが、昔からおっぱいもHカップと大きかった私。考えた結果が、巨乳とでぶ専門のデリヘルだった。

風俗デビューは巨乳&でぶ専門のデリヘルだった。「おちぶれアラフォー風俗嬢」の履歴書の画像2

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画

最終更新:2017/03/24 14:07
『職業としての風俗嬢 (宝島社新書)』
Hカップって見たことも触ったこともない!
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