[韓ドラ沼の彼岸から]

韓国で社会現象を巻き起こし中! コン・ユのファンタジードラマ「鬼<トッケビ>」がアツい

2017/01/22 21:00

T子 そうそう。この女子高生ってのも、普通の女子高生じゃなくてね。彼女の母親は、彼女がまだおなかにいるときにひき逃げに遭い、本来ならここで母親と彼女の人生は終わるはずだったの。でも、母親の「助けて~」の叫び声を耳にしたトッケビが母親を助けて、おかげでおなかにいた彼女も死なずに生きることになりましたとさ。

A美 死神のドンウクは?

T子 彼もこの事件に関係してて、母親がひき逃げされたとき、死神は事故現場に母親とおなかの赤ちゃんを迎えにきたけど、その場所に着いたら、すでに母親の姿はなかった。

A美 あ! 亡くなるはずだった母子の命をトッケビが助けたから、死神が連れていくはずだった死体はそこになかった?

T子 そのとーり! A美ちゃん、かなり前のめりになってきていい感じよ(笑)。

A美 トッケビ VS 死神? いや、でも先輩さっき「トッケビと死神が同居」って言ってましたよね。ってことは、2人は仲良しなんですか?

T子 ふふっ。今、話したのは第1話の一部分。序章も序章。まだまだキャラ紹介の段階よ。面白くなってくのはここから! このドラマって、描写する年代もシーンもあっちにこっちに飛びまくるから、始めはついていけなかったから、第1話だけで3回も見ちゃった(笑)。

A美 そんなに難しいんですか! 私、ちゃんと理解できるかな?

T子 韓国は新作ドラマを何度も繰り返し放送してくれるから、こういうときに便利。これがわざわざ韓国まで放送中のドラマを見に行った理由のひとつ。3回も見たのは私の韓国語能力の問題もあるけど、韓国の友達も第3話ぐらいまでは繰り返し見たって言ってたなぁ。それくらい伏線がたくさんあるんだけど、すべてちゃんとストーリーにつながってくる。それこそまさにキム・ウンスクパワーよ!

A美 ……キム・ウンスク? 誰ですかそれ?

T子 こらこらこら! キム・ウンスク先生を知らずして、韓国ドラマを語るべからず! 数々の大ヒット作品を生み続ける韓国ドラマ界の至宝、スーパー脚本家よ。『太陽の末裔』『シークレットガーデン』『相続者たち』『パリの恋人』、これぜーんぶキム・ウンスク先生の作品なんだから!

A美 おぉぉー、それはすごい!

T子 キム・ウンスク作品といえば、いたるところにヒントが隠されていることで有名。韓国人の友達が繰り返し見るのも納得できるわ。伏線が張られすぎてるけど、でもむだなシーンはいっさいない。これが特徴。あとはセリフの妙ね。キム・ウンスクは言葉選びが独特で、ちょっとくすぐったくなるときもあるけど、心をわしづかみにされちゃうの。今はコン・ユがテレビの前の女子をキュンキュンさせてるわ!

A美 気になるーーーーー!!

T子 第4話で、トッケビが例の女子高生に対する感情の変化に気づくシーンがあるんだけど、彼にとっては初めての恋。それで彼女にある詩集の一編を読んで聞かせるの。そこがまず第一の“コン・ユ落ち”ポイント(笑)。

A美 第4話ですね、メモしておきます(笑)。コン・ユのことしばらく見てなくて忘れかけてたけど、やっぱりかっこいいですよね。お相手のラッキーな女子高生役は誰ですか?

T子 キム・ゴウンちゃん。

A美 あー……『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』に出てた、あの超一重まぶたの?
私、はっきり言ってキライです。

T子 あらま。今、韓国で大人気よ。もしかしてシン・ハギュン様と交際宣言したから?

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とんでもない設定こそが韓ドラの醍醐味よ!
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