「BIRTHJAPAN」(バースジャパン)石川智之社長インタビュー

ピコ太郎の衣装を作った男を直撃! ヤンキーファッションの変遷

2017/01/01 21:00

■仏様や龍をデザインしたTシャツが人気!

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仏様と龍をデザインしたセットアップ

――ヤンキーファッションの最近のトレンドは、どのようなものですか?

石川 トレンドというのは特にないですね。「10年前も10年後も、このファッションで!」ということです。最近は若い人にも、仏様や龍をデザインしたTシャツは人気があります。

 ちなみにピコ太郎さんの服はずっと売れ残っていて、「困ったなあ」と思っていたところで売れたんです。それから1年くらいして『PPAP』のヒットで急に注目されたんです。もう増産はしませんでしたけどね。

――製品は、ご自分でデザインされているんですね。

石川 おおまかなデザインは自分で考えて、細かいところは提携しているデザイン会社にお願いしています。型紙づくりや縫製は中国に発注しています。

 あとは、ホームページを見て連絡してきたイギリス人の女性デザイナーさんも手伝ってくれています。和風柄のデザインがものすごくうまくて驚いています。日本のことをとても勉強しているのがわかりますね。ちなみにメールのやりとりは、グーグルの翻訳機能を使っています。

――中国やイギリスの方も関わっておられるのですね。ホームページも、ご自分で作られているのですか?

石川 そうです。技術的なところはプロに頼んでいますが、全体のイメージとか「クールにワルく、男らしく、そして誰よりも粋に……」といったコピーは自分で考えています。あとは、カミさんも手伝ってくれています。

――お客様は、やはり大阪などヤンキー文化のある地域に多いのでしょうか? 

石川 そうですね。やはり大阪や福岡、北関東などからのご注文は多いですが、全国からご注文をいただいています。

――年齢層はどのあたりが中心ですか?

石川 スタートした当初は主に10代のやんちゃな層をターゲットに企画していたのですが、意外に年齢層は幅広いですね。30代以上のお客様からもご好評をいただいています。なので、大人の男性向けに、少しシンプルで落ち着いた印象の「DIAMOND JAPAN(ダイヤモンドジャパン)」というブランドも作っています。

 10代から20代をターゲットにした「BLOOD MONEY TOKYO(ブラッドマネートーキョー)」はプリント柄が中心なのですが、「DIAMOND~」は柄を織り込んだ布地などで高級感を出しています。

PPAP(DVD付)(通常仕様)
あの服自体はヘビ柄なのね
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