ちゃんとした子に育ってる!

MJの長男が、奇妙な仮面をつけられていた幼少期や児童性虐待疑惑について率直な思いを語る

2016/11/07 19:10
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遺伝子の無限の可能性を見せてくれる、マイケルの3人の子どもたち

 2009年6月に急死したマイケル・ジャクソン。長男のプリンスは、マイケルの追悼式でチューイングガムをくちゃくちゃ噛み、12年に開催されたマイケルの記念式典でもつまらなそうにあくびばかりしていたため、「甘やかされてる」「しつけがなってない」と批判されてきた。現在は19歳となり、でっぷりとした体躯とあか抜けないファッションがたびたび話題になるが、「普通の大学生」としての生活を謳歌しているよう。そんな彼が、大手新聞紙ロサンゼルス・タイムズのロングインタビューに応えた。

 インタビューはカリフォルニア州にあるマイケルの邸宅「ヘイヴンハースト」で行われた。70年代にマイケルの父親ジョーが購入したヘイヴンハーストは、80年代にマイケルが買い取り、大規模なリノベーションを決行。「ビリー・ジーン」「ウィ・アー・ザ・ワールド」「スリラー」など歴史に残る名曲を収録したスタジオや中規模の映画館、鯉が泳ぐ池などを造った。マイケルは自宅兼遊園地「ネバーランド」に移り住むまで、このヘイヴンハーストをすみかとし、そんなことからファンにとっては特別な場所として見られている。

 マイケルの死後、プリンスと妹弟は祖母キャサリンと共にヘイヴンハーストに移り住んだとのことで、「16人で暮らしてる。遺族としての悲しみを癒やしてくれる聖域のような家なんだよね」とのこと。今回インタビューを受けた部屋の壁には、マイケルと映画『E.T.』のキャラクターが一緒に写る写真、ブルック・シールズやダイアナ・ロス、ジェーン・フォンダら大物セレブとの写真が一面に貼られていたとのこと。

 プリンスはそんな壁を眺め、「ボクより世間のみなさんの方が、この写真を価値あるものとして感じてくれるだろうね」「だってさ、ボクにとっては家族写真なんだからさ」と、さらっとコメント。マイケルと大女優エリザベス・テイラーの写真を指さしながら、「これとか、“パパとゴッドマザーの写真”って感じだし」と、たまたま有名人に囲まれながら育っただけで、自分はごくごく普通の19歳の青年なんだという雰囲気を漂わせた。

 また、プリンスは、自分には父親が持っていた音楽の才能はないと笑い、「ボクはずっと(映像の)制作や監督の仕事に興味を持っていたんだ。パパに『将来はなにがしたいんだい?』ってよく聞かれたけど、いつも『制作と監督』って答えていた」そう。そんなプリンスにマイケルは、「誰も信用してはいけない」と、言い聞かせたとのこと。「なんか悪いことのように聞こえるけど……そうじゃないんだ」「リサーチは自分自身でやりなさい、やる気があるなら、なんでも自分でやりなさいってことなんだ。たくさんの人たちが、ボクや妹弟がマイケルの子どもだってことで近づいてくるからね」。

 丸顔で人懐っこいプリンスだが、父親が世界的スーパースターという立場ならではの悩みも持っている。マイケルは死後なお児童性虐待疑惑でメディアを賑わせており、今年6月には、米大手ゴシップ芸能サイト「Radaronline」が、03年にネバーランドを家宅捜索された際、大量のポルノ画像や動物虐待写真などがあり、ポルノ画像は子どもたちとの性的行為に利用したという内部報告書を公開し、世間に大きな衝撃を与えた。また、マイケルの外見の劇的な変化や、変人だと叩かれた風変わりな行動なども、いまだにタブロイドで取り上げられることが多い。

二世
結局2世は、個々の能力次第ですよ
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