仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

坂口杏里は「男好き」なのか? AV出演のきっかけは“ホスト豪遊”報道への疑問

 「男が好き」な女性というと、それが若い女性であれば、「合コンなど出会いを積極的に求める人」、中年以降の女性であれば、「ボディメイクやスキンケアに血道を上げる美魔女系の女性」を連想するのが一般的だろう。しかし私に言わせると、それは違うと思う。

 合コンなど出会いを求める人は、「周囲に男性がいないから」と答える。しかし、よく聞いてみると「いることにはいるが、好みのタイプでない」と周囲の男性を斬り捨てていることも多い。実は、彼女たちは、好みというよりも「評価の高い男を得る」というノルマに厳しい人であり、なぜ厳しいのかといえば、見た目も聞こえもいい男でないと周囲の女たちに誇れないという“自意識”が発動しているのだろう。

 美魔女も同様である。『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)に出演した美魔女たちは、「男性からのアプローチを求めているか?」の問いには「NO」と答えたが、「同窓会で女性に勝ったと思うか?」の質問には「心の中で」と競争心を隠さなかった。出会いをたくさん求める女性も、美魔女も、突き詰めていけば、女同士の戦いをしているのである。

 それに対し、私の思う「男が好き」な人は、「目の前の人を好きになる能力」に長けた人を指す。「タイプじゃないけど、好き」というやつで、相手が目の前から消えれば、次に現れた人を好きになる。目の前の人にしか興味がなく、その人を選んだ自分が他人からどう見られるのかにも無頓着という自意識が希薄で、女性同士で交わされる、スリムや美人、オシャレといった評価の付け合いも気にしない。

 整形や拒食症がウワサされるほど、自らの外見を変えてしまった杏里は、前者の自意識の強いタイプではないだろうか。アメリカの医学博士ヒルデ・ブルックは『ゴールデン・ケイジ 思春期やせ症の謎』(星和書店)内において、「拒食症患者には、自己顕示欲傾向がある」「ダイエットは注意をひくための手段、誰かに本当に愛されているか確信が持てないのだ」と書いている。杏里は、拒食症でないにしても、深層心理に似たものがあるように思えてしまうのだ。

 坂上忍は、世話になった母・良子に、生前から「杏里の面倒を見てほしい」と頼まれていたが、自分の手には負えないと判断したと『バイキング』(フジテレビ系)で語っていた。仮定の話をしてもしょうがないが、おそらく坂上が親身になろうと、今の杏里を救うことはできないように思えてならない。番組名は失念したが、拒食症で命を落としたカレン・カーペンターが、カウンセリングの最中に「あたしのママになってよ、お願いだから」と母親に頼んだものの、母親がなかなか娘を抱きしめようとしなかったことを、カウンセラーが証言していた。

 男からの愛を求めているように見える杏里が欲しがっているのは、カレンと同様、母親的な愛情なのではないだろうか。仮にそうだとしても、その母親はもうこの世にいないので、解決が難しい。だから、このAV出演のニュースには“続き”を予想させ、こんなにも後味が悪いものはない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

最終更新:2016/09/09 10:13
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