【醜聞!世界の女性富豪家】

10歳で100億円超の資産相続! 「世界一若い億万長者」の“彼氏”に経済界がハラハラ

2016/08/07 16:00

◎インスタグラムは馬だらけ
 そんなアレクサンドラの趣味は、お嬢さまらしく乗馬である。彼女のインスタグラムやフェイスブックは、とにかく馬、馬、馬。愛馬の写真、大会の様子、トレーニング風景、乗馬チームのリッチな友人たちとのひとコマ……。馬が好きでたまらないようだ。

 得意な分野はドレッサージュ(馬場馬術競技の一種。決められたルートの中で馬を操り、その美しさと正確を競う。リオデジャネイロ・オリンピック種目にもなっている)。ノルウェーではこのドレッサージュ競技で、ジュニアチャンピオンに3度も輝くという逸材でもある。

 14年にはAEG(アンシュッツ・エンターテインメント・グループ。アメリカの巨大スポーツ企業)主催の大会で最優秀選手に輝くなど、乗馬・馬術界でも将来を期待される存在なのだ。天は二物も、三物もお与えになったのである。

 両親はきわめて厳格。一家の教育方針は「謙遜と節約」だというから、さすがは成金とは違う、代々続く名家である。両親の教えを守り、アレクサンドラも高級車の後部座席にふんぞり返るのではなく、自ら中古車を運転しているという。なんとケチ……いや親近感たっぷりの庶民感覚。

 とはいえやはりご邸宅はアパートというわけもなく、広大な敷地を有する。あまりに広いので、移動手段は馬である。ご自慢の2頭のポニーを幼少期から乗りこなしていたことも、アレクサンドラの乗馬スキルにつながった。富裕層はまず環境が違うのである。

 彼女はいま、キングスランドという乗馬関連会社のスポンサードを受けるプロ選手になっている。父は姉妹に事業を受け継ぐことを望んではいない。しかしアレクサンドラは「馬術か実業か、どちらの方面に進むかまだ決めかねているの」と話し、経営の世界に進んだときのことも考え、AUC(アムステルダム・ユニバーシティ・カレッジ)に通って社会科学を学んでもいるという。

◎お嬢さまの彼氏は……格闘家の卵
 なんの苦労もせずに10代でいきなり100億円超の財産を相続すれば、当然だが妬む声もある。

「あのカレシはどうなのかしら?」

 経済界ではそんな囁きもあるという。ヨアキム・トレッセン24歳。アレクサンドラの恋人である。馬にはだいぶ負けるが、それでもときどきインスタグラムに登場している。

 彼はノルウェーの総合格闘家だ。全身にハデな刺青があるが、胸に刻まれた巨大なトカゲが特に印象的なイケメンである。得意技はマウントを奪ってからのタコ殴り。14年にプロに転向してから5戦で4勝1敗。勝ち越してはいるが、プロデビューそのものがこの世界にしてはだいぶ遅い。試合のペースものんびりとしたもので、アレクサンドラの彼氏としてファイトマネーをがっつり稼がなくていいのだろうか、と不安になる。

 どこか夢追い人、ややダメンズ。どうしてもそんな匂いを感じてしまうのだ。質素と堅実を旨として厳しくしつけられてきた名家のお嬢さまに、あの彼氏はいささか不釣合いではないかとウワサされている。

 アレクサンドラはまだ19歳だ。恋もその痛手もこれからだろう。大富豪だってきっと、男で苦労するのは変わらない。
(室橋裕和)

最終更新:2019/05/21 16:48
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