ツッコミドラマにすらなれなかった

月9『ラヴソング』最終回に批判大噴出! 「脚本がクソ」「ビックリした」と視聴者あ然

2016/06/14 13:20

 これにはネット上も「昼ドラみたいに展開が早くてビックリした」「映画の予告編並みのスピードで展開していくな」「モヤモヤがとまらない」などと、あ然。失踪の理由は、さくらが真美に宛てた置手紙によると、「好きな人(神代)と一緒にいるだけで楽しいなんて嘘だよ すごく苦しい」というもの。つまり、恋い焦がれている気持ちに対し何も返してくれない、振ってもくれない神代の前から去り、それまでの自分と決別するためだったようだ。
 
 とはいえ、このさくらの行動についても「なんでこんな話にしたのかな?」「失踪するほど?」「脚本がクソすぎ……」などネットでは疑問の声が上がっていた。

 その後、物語は2年後の2018年に移り、神代は以前さくらと作ったオリジナルソングの良さが認められ、売れっ子プロデューサーとして活躍。そして、失踪したさくらはというと……。

「さくらには、真美と同じく施設で一緒に育った天野空一(菅田将暉)という幼馴染がいました。一時期は付き合っていた2人ですが、失踪前に彼へ宛てた手紙に『空一は優しすぎて私には応えられそうにないよ 一人で頑張ってみたい』と書いたにもかかわらず、2年後のエンディングでは、さくらと空一が2人楽しげに路上ライブを繰り広げていました。この2年の間に、さくらにどんな心情の変化があったのか、視聴者は置き去りのまま物語は終わったのです」(同)

 ほかにも、伏線が回収されていないものや、中途半端に描かれたまま宙ぶらりんになっているサイドストーリーはいくつもあるという。

「妊娠していたはずの真美は大きいおなかをさすったまま終わりましたし、最後の最後で神代が、実はさくらのことが好きだったと本心を打ち明けましたが、それまでそんなアクションは微塵も起こさなかったのに、いきなりそれを言われても……と視聴者も戸惑っていたようです。このドラマはヒューマン&ラブストーリーと銘打っていましたが、どっちつかずだった感が否めません」(同)

 主演・福山の輝かしいキャリアの中で、『ラヴソング』は早くも黒歴史入りは確定したと言っても過言ではないだろう。彼の次回作は一体どんなものになるのだろうか。大いに楽しみにしたいところだ。
(後藤港)

最終更新:2016/06/14 17:48
『ラヴソング(下) (扶桑社文庫)』
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