角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第113回

ベビーシッター業に意外なビジネスチャンス! 2日で11万円超えのオーダーとは……

2016/06/04 16:00

 お客様とメールをやりとりしていると、「前回とは違う人で」「今回は前回と同じで、次は変えてみたい」「ほかのタイプのシッターさんに会ってみたい」……まさに風俗と同じですよ! お客様の好みをお聞きして、希望に近いシッターを派遣し、当日バックレないか、前日確認の電話を入れたりメールをしたり、やっていることはデリヘルです(笑)。女性を使うという意味でも同じですね。ちなみに意外と人気があるのが、「優しい女子大生」です(笑)。保育士資格は持っていないけど、ベビーシッターの経験があり、優しさが顔に出ているような人。それでもって若いので、体力的な安心感があるので指名が多いです。

 親目線でも、50代より20代で、かわいい人に人気が集中するのもわかります。保育園を経営していても同じですが、同性でもかわいいorキレイな先生に対するお褒めの連絡が私に入ってきます。その反対の人には厳しい見方をするのが親というもの。不機嫌に見えてしまうのかもしれません。認可外園やベビーシッターはサービス業なので、ニーズにできるだけ応えたいですね。

 現在、ベビーシッターの求人を出しているのですが、本日もまたバックレられてしまいました。森のナーサリーの事業所を駒沢の森こども園内にしたことで、まだバックレられても痛みは少ないですね。前は西新宿まで行っていたので、それに比べたら怒りません。

残念ながら、コネ入園あります

 保育園は6月入園、7月入園、8月入園の子どもたちがスタンバイしています。「3歳のお誕生日から」的な感じですね。あまり書くと縁故だ! うちはキャンセル待ちしているのに! と思われますが、スタンバイしている人たちは太い縁故なので、優先しています。

 先日、キャンセル待ちに対して噛み付くような母親からの電話がありました。「3年待ちってことは、そこの1歳児はどうやって入園しているのですか!?」「コネですか!」。その電話で、この人は危険因子なので、空いても入れないと決心しました。保育園はレストランではないので、一度入園すると何年もの付き合いになります。知らない他人に(事務スタッフのフリをして電話を取っているので、私だとバレていない)、声を荒らげることができる人間なんて、どうかしてますよ。こちらに何の落ち度もないのに、嫌な気分になりました。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。

最終更新:2016/06/04 16:00
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