マライア・キャリー、不仲のニッキー・ミナージュの長所3つを聞かれて無言を貫く！

　その後、3つの質問のうち1つだけ黙秘できる「Plead The Fifth」というコーナーに移り「前回、出演してもらった時に、『エミネムの良い点を3つ挙げてください』って質問をしましたよね」「そこで今回は、ニッキー・ミナージュの良い点を3つ挙げてください」と質問されると、今度は無言に。横目でアンディを見つめる彼女の表情はムッとしており、数秒間の沈黙の後、あごをしゃくりながら「あなたは、挙げられるの？」とアンディーに逆質問した。

　マライアはニッキーと一緒に、国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員を務めていたことがある。通常、審査員たちは仲良くなるものだが、自慢話ばかりするマライアに、ニッキーはいちいちつっかかり、2人はカメラの前で派手な言い争いを展開。番組を卒業した今でも、2人の仲は険悪だと伝えられている。

　マライアから逆質問されたアンディーは、「言えるけど、これはあなたへの質問なので……。黙秘権使いますか？」と、もごもご。マライアはゆっくりとドリンクを飲みながら、天井を見上げ「この状況で大事なのは、黙秘するより、争いを回避することだと思うの」と質問をスルー。ネット上では、「マライアがニッキーの良い点を1つも挙げられなかった！」と話題騒然となった。

　マライアは、ラッパーのエミネムのことも嫌っているが、前回は、彼の名前がチョコレートのM＆Mに聞こえたとして「チョコ、カラフル、おいしい」と、うまくかわしていた。しかし、今回はかわすことができず、事実上黙秘したと米メディアは大々的に伝えている。

　このトーク番組では、ほかにもさまざまな質問をされ、「自分の代表作だけど歌いたくない曲ってある？」という質問には「答えないわ」、「みんなから歌ってほしいと言われる大ヒット曲では？」には、得意の流し目で「かもねぇ」と言い放った。「緊張することなんてあるの？」という質問には、「あるわよ」とうなずき、これまでバラク・オバマ、ビル・クリントンの2人の大統領の前でパフォーマンスしたことがあると得意げな顔で回答。米大統領選候補ドナルド・トランプのことを嫌いなアンディーが、「ドナルド・トランプのこと支持している？」と聞くと、「な～んで～、そんなにトランプに取りつかれてるの～」と歌って華麗にごまかした。

　なお、マライアは、ドナルドのライバルであるヒラリー・クリントンを支持するようなツイートをしているが、そのことについて聞かれると、「ずいぶん前のことよね。私はエンターテイナーだから政治的な発言とかしたくないの。適切じゃないと思うのよ」と不機嫌に。大金を積まれたら極悪な独裁者の前でも歌う歌手と叩かれたことがトラウマになっているのか、政治的な話はしたくないという姿勢を見せた。

　引退について聞かれると、「ミュージシャンが引退するのは、音楽が作れなくなった時っていうでしょ。私にはまだたくさん、音楽があるの」と、このまま突き進むことを宣言した。

　35カラットの婚約指輪が小さく見えるほどビッグな存在感を放ち、全米を圧倒し続けているマライア。私生活を切り売りするリアリティ番組に出演することを嘆く声もあるが、「マライアはなにをしていてもディーヴァだし、別にいい」「ビッチでぶりっこなマライアが炸裂するであろうリアリティ番組が楽しみ！」と期待する声の方が圧倒的に多い。

　ジェニファーとニッキーには気の毒だが、自分の気持ちにウソをつかず、ぶれることのないマライアに対してネット上では賛美の声が上がっている。まだまだ、女王マライアの時代は続きそうだ。

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