【櫻田こずえの鼻の毛穴―黒ずみつまりとの格闘180日―】番外編

鼻の汚毛穴が気になる女/4年顔を洗わない女/角栓抜きをやめない女―「毛穴と女」座談会

2016/04/17 21:00

――女たちはなぜこれほどまでに、その「穴」に執念を燃やすのか? 「毛穴スッキリ」「毛穴をキュッと引き締める!」等のコピーに流され続け、ありきたりな毛穴対策などやり尽くした3人の女が、針・流血・ひき肉……その異様なまでの執着の実態を晒し合う。鼻の汚毛穴画像を撮り続ける女、顔を洗わない女、角栓抜きをやめない女……それぞれの戦いの先に見えて来るのは、毛穴の消滅なのか、それとも――。

<参加者プロフィール>
◎石徹白未亜 30代:就活中ににきびが大量発生したのを機に、「肌」に目覚める。現在は洗わない美容法「宇津木式」を始めて4年経過。ライター。
◎にゃすぱー 30代:中学時代ににきびに悩まされ、以降「毛穴」を追求するように。鼻の角栓を抜く、にきびを潰すのがやめられない。主婦。
◎櫻田こずえ 40代:中学時代から毛穴が気になりだし、現在もあらゆる美容法を試しては涙を流している。世の汚毛穴女性たちから厚い支持を得る、毛穴ブロガー。サイゾーウーマンで【櫻田こずえの鼻の毛穴―黒ずみつまりとの格闘180日―】連載中。

■毛穴スッキリパックで開いた美の扉
――みなさんが肌や毛穴改善に取り組むようになったきっかけを、教えてください。

石徹白 就職が決まった途端、ニキビが顔中にできたのがきっかけです。まずは漢方やサプリ等を摂取する、“シャブ系”に倒錯しました。病院にも通いつつ、年齢と共に大方治って行き、生理前などにできる程度に今は落ち着いています。現在は、2012年から「宇津木式」を実践しています。肌に極力触れない触らない、顔はお湯で洗うだけ。石けんも使わないので、化粧はミネラルファンデなどの、お湯でパシャパシャして落ちるようなものだけです。それでニキビや毛穴が改善したかって聞かれるとそうでもないんですけど……。楽なので続けているというのが実態です。

にゃすぱー 私はもともとニキビに悩んでいたんですが、中学生くらいから「毛穴すっきりパック(以下、KSP)をやり始めました。楽しくって楽しくって(満面の笑み) 。

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 でも、次第に取れなくなって来たので、湯呑みの湯気で鼻の毛穴あっためたりしましたが、角栓が取れないスランプに入っちゃって……。それで頬にも専用の黒いパックを使い出し、産毛も取れて楽しくやってましたが、鼻にはやっぱり効かなくて。下準備や剥がし方の研究を重ねましたが、やっぱり取れなくて、残った角栓を苦々しく毛抜きで抜いていました。

――なるほど、角栓集中型でいらっしゃる。

にゃすぱー 社会人になって年齢と共にニキビは治り、さらに、忙しくて肌に悩んでいる時間がなくなりました。それでも、暇ができるとネットで最新の毛穴治療を検索したり、研究は怠らなかったです。そこで櫻田さんのブログに出会い、私以外にも毛穴を研究してる人がいることを知りました。

櫻田 私は中学生の時から毛穴が気になりだして、KSPにハマったのがコトの始まりでした。気付いたら肌が薄くなってビニール肌になり、毛穴はさらに主張するようになりました。 その後「角質培養」に傾倒し、「鼻の毛穴以外」の肌はキレイになりましたが、毛穴は健在。その後、培養に見切りをつけて美容皮膚科に駆け込み、散財を重ねるも毛穴は改善せず、今に至ります。

※櫻田の毛穴歴にご興味のある方はこちらをどうぞ

■美を求めているのに汚くなる、それも快感
――角質培養でも、鼻の毛穴は退治できないんですね

にゃすぱー 当時櫻田さんは「角質培養」をされていて、私もやり始めたんです。 でも、やっぱり気になって角栓を毛抜きで抜いて、後悔して、我慢して、我慢しきれなくてやっぱり毛抜きで抜く、を繰り返していました。

角質培養:角栓抜きは御法度。肌を放置プレイするスキンケア理論。

櫻田 「角質培養」中は、角栓を抜くことは厳禁とされているのですが、にゃすぱーさんは「抜くと何が変わるのか?」というテーマで人体実験され、櫻田のブログにレポートを送ってくださりました。

にゃすぱー 結局、角栓を抜いても抜かなくても変わらないという結論になりました。ということで、今も変わらず角栓を抜く日々です。

『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―』
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