石川敏男の芸能デスクレポート

ベッキー、最後のラジオ番組で“不倫釈明”あるか? 芸能界復帰に必要なルールとは

2016/02/04 19:00
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『心の星』/EMIミュージックジャパン

 「私以外私じゃないの」「猟奇的なキスを私にして」などの大ヒットで、一躍人気者になったゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音(27)との不倫騒動渦中にいるベッキー(31)。「太田胃散」「ローソン」など10本あったCMもあっという間にテレビから消え、その時点で事務所関係者は「いまのところテレビ出演は続けます」と話していたが、1日、ついにレギュラーテレビ番組の出演を見合わせると報じられた。昨年末、ベッキーの母が、所属事務所の忘年会で、若手芸人に「これからも娘をよろしく」と、明るい笑顔で「ローソン」の金券を大盤振る舞いしていたが、あのうれしそうな顔をもう見ることはないだろう。

 第一報を報じた「週刊文春」(文藝春秋)の発売前日に緊急記者会見を行い、「お食事に行かせていただいたこともありました。そしてお正月に長崎のご実家にお邪魔したことも事実です。(中略)友人関係であることは間違いありません」と語ったベッキー。その後、いつも通りの笑顔でレギュラー番組に出演し、一部からは「さすがプロ意識が高い」という声も上がっていたが、テレビ局には怒りの電話やメールが殺到していたという。


 その後「文春」が続報として、会見前日の2人のLINEのやりとりを掲載したのが致命的だった。「友達で押し通す予定!笑」「逆に堂々とできるキッカケになるかも」といったあきれるしかない内容で、これによって、さらにベッキーは批判にさらされ、出演休止するしかない状況に追い込まれてしまったわけだ。

 現在、唯一残されたレギュラーは、ラジオ番組『ベッキー♪GO LUCKY』(TOKYO FM)のみ。31日放送分で「来週も元気にお耳に掛かりましょう」と言っていたから、今後も続くのだろうが、ここで「会見でついてしまった嘘」「川谷の妻に対する謝罪」「川谷に真剣に恋をした女心」をきちっと説明しない限り、芸能界にベッキーの戻る場所はない。不倫が正しいとは言わないが、好きになった人に妻がいたなんてことは珍しい話ではないし、どんな人にも失敗はある。ただ、なんの結論も出さずに休んでしまうベッキーを世間がどう思うか。“人のうわさも七十五日”とは言っていられない状況だけに、本気で芸能界に戻りたいならば、全てを話してしまった方がいいのではないだろうか。

 同じ不倫問題で、なんの説明もないまま芸能活動を休止した矢口真里は、復帰後順調にテレビ出演の機会を増やしているが、結局、不倫騒動をイジられてばかり。キャラクターからいって、ベッキーにはこの役はまったく似合わないし、本人もそれはわかっているだろう。だからこそ、ラジオでの説明が必要なのだ。

 そして一番の問題は、川谷とのこれからの関係だ。2人は極秘交際を続けていたわけだが、川谷にはやはり、「自慢したい」という思いがあったのではないだろうか。長崎に住む両親にベッキーを会わせたのは、そんな思惑があるように思えてならない。「遠恋だと思って過ごす」と会見前日にLINEでやりとりをしていたという2人には、まさに熱愛真っ盛りとの印象を受けるが、急に売れっ子になり、ベッキーと付き合えて舞い上がっているだけの川谷の様子が目に浮かび、「そう長くは続かないカップル」と思えてしまう。それだけにベッキーには、まず自分が戻る場所を確保することに、注力してほしいものだ。

最終更新:2016/02/04 19:00
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ゲス乙女より格上タレントだったのがベッキーの運の尽き
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