仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

陣内智則になめられる恋人・松村アナ――女によって態度を変える“男のいやらしさ”

2016/01/21 21:00

 なんでも「一緒に住むのが怖い」「次、結婚したとき、遊びません(浮気しない)と言える気がしない」といい、煮え切らない態度だが、子どもが欲しいそうだ。それならば結婚すればと思うが、「『明日子どもの面倒みておいて』と奥さんに言われたら、めっちゃイヤやねん。自分が遊びたいねん」と発言し、女性ゲストからブーイングが巻き起こった。

 前妻・藤原紀香との交際時、陣内はこんな態度ではなかった。当時の女性週刊誌情報を総合すると、交際中、紀香は陣内にスナック菓子禁止令を出し、手作り弁当でダイエットさせ、歯の矯正とホワイトニング、レーシックと肉体を次々に改造させ、服も全て紀香の好みに従わせたという。そして極めつきは、風水である。『オーラの泉』(テレビ朝日系)によると、紀香の影響で神社詣でをはじめ、紀香の選んだ数珠をつけていたという。最低でも1日3個、多いときは6個つけていると語って、スピリチュアル界のドン・江原啓之を苦笑させた。このように陣内は、それはもう紀香に“従順”だったのだ。

 紀香との結婚時には「いいなり」で、松村アナに対しては「結婚しても浮気しないと約束できない」「子どもの面倒はみない」と開き直る。これは、完全に松村アナが“なめられてる”としかいいようがない。陣内は松村アナと出会ったとき、「アナウンサーだと知らなかった」と述べているが、私にはこの言葉に、陣内の本心が凝縮されているように思う。

 松村アナは女子アナではあるが、「好きな女子アナランキング」に入るほどのオオモノではない。有名でないものには“価値がない”というのが、陣内の思考ではないだろうか。なので、有名女優・紀香の「いいなり」にはなれても、マイナーな女子アナのことはなめてかかるのだ。結婚にいまいち乗り気でないのも、松村アナの知名度では、自分に不足ありと内心思っているのでは……と思ってしまう。

 松村アナの好きなところを質問され、陣内は「いつも笑顔なところ」「怒らないのでケンカにならないところ」と答えた。これらもまた相手を“なめてる”答えである。松村アナ、今なら間に合う。悪いこと言わないから、なめるオトコには関わるな、結婚はやめておけと申し上げたい気持ちでいっぱいだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。最新刊は『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)。
ブログ「もさ子の女たるもの

最終更新:2016/01/21 21:00
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紀香に教わったであろう“感謝の心(スピな意味での)”は根付いてないね
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