シュグ・ナイトの話は信じなくていいヤツ!

存命説が再び過熱! 余命わずかな元刑事が「2パックの死を工作した」と懺悔の告白

2015/09/24 18:20

 ラッパーとして世界的に知られている2パックだが、彼が最初に目指したのは俳優だった。12歳で舞台デビューを果たした彼は、インタビューで「大勢の観衆の前で役を演じる快感の虜になった」と発言している。演技力はかなりのもので、ラッパーとして知名度を得た後に、黒人青年たちの苦悩を描いた『ジュース』(92)やジャネット・ジャクソン主演の『ポエティック・ジャスティス/愛するということ』(93)などの映画に出演。ミッキー・ロークと共演した『ハード・ブレット 仁義なき銃弾』(96)は高い評価を得ている。金儲けのための低俗な抗争に嫌気が差し、所属レーベル「デス・ロウ・レコード」の設立者で悪名高きシュグ・ナイトと一緒に行動することで身の危険を感じるようになった2パックが、別の人間として新しい人生を歩み出す。もし、これが事実だとしても、演技派俳優だった彼にとっては朝飯前だろう。

 そのシュグは、2パックが銃撃されたときには真横の運転席にいたものの、かすり傷を負ったのみ。実は彼も、「2パック存命説」を唱えている。2012年にラジオ番組に出演した際、2パックを殺した犯人が捕まらないことについて、「問題は、2パックが死んでないということなんじゃないか」「2パックが死んでいる姿を誰も見ていない。そういうことだよ」と発言。昨年5月に大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」の突撃取材を受けた際にも、「2パックは生きてる。どっかの島でキューバの葉巻でも吸ってんだぜ」と発言しているのだ。今回、報じられた元刑事の懺悔告白には、「シュグも2パックが死んだように工作する作業に関わった」という言葉も含まれている。法的トラブルにまみれ、現在服役中のシュグだが、2パックが生きていると煽ってきたのは、彼の死を工作したからこそ、なのかもしれない。

 2パック存命説はファンの間では有名であり、死亡報道直後から「アメリカと国交のないキューバに逃れた」とささやかれていた。アメリカ国内外で2パックを見たという情報も頻繁に流れ、09年にはニューオーリンズのクラブで「先週撮影されたばかり!」という2パックの写真が流出。50セントと交流している写真も出回っており、「これはさすがに加工写真だろう」と物議を醸した。

 ネット上は今回の「懺悔告白」報道に、「やっぱり、生きてたんだ!」「いや、ウソでしょ。証拠もなにもないんだし、信じられない」「あり得るかも。ビギー存命説なんて聞いたことないけど、2パック存命説は頻繁に流れるから。なにかあるんだと思う」「この元刑事なる人は、死ぬ前に一儲けしようと思ったんでしょ」などと大騒ぎ。今年に入り、2パックの伝記映画製作に向けての動きが活発化しているため、「映画製作への資金集めのために流されたガセネタでは?」と疑う人もいるようだが、映画は「2パックが銃撃されてから死ぬまでの7日間を描いたもの」であるため、「存命説」を流すのは不自然だという意見の方が多いようだ。

 果たして2パックは生きているのか? 生きているとしたら、どこでなにをしているのか? 2パック「存命説」のリアルな続報が出てくることを、ぜひ期待したい。

最終更新:2015/09/24 18:20
ME AGAINST THE WORLD
サイ女恒例の2パックニュースが来たから、季節が変わるころですね。
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